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JA広報誌掲載記事

2019年11月号 あがの市民病院ICT

感染性胃腸炎

 様々な原因によっておこる胃腸炎を言い、主にウイルスや細菌、また寄生虫によるものがあります。細菌による場合は夏季に多いのに対し、ウイルスによる場合は冬季に多いのが特徴です。
 その中でもノロウイルスは毎年冬になると大流行しますが、これは日本のみの出来事ではなく、世界的な出来事です。昔は、「胃腸のかぜ」などと言われていましたが、現在はそれらの多くがノロウイルスによる胃腸炎であることが知られています。
 症状は主に嘔吐と下痢であり、他に微熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、倦怠感を訴える人もいます。突然発症することが多く、発症は1~2日です。治療は水分補給目的の対処療法であり抗ウイルス薬などはありません。嘔吐や下痢によって失った水分を経口摂取にて補うことができない場合、脱水になってしまうことがありますが、これは乳児、高齢者、免疫低下している人にみられることが多いことが知られています。
 ノロウイルスに感染した人の感染性は発症した時点から始まり、快復後少なくとも3日間続きます。その後2週間から1カ月近く感染性を示す人がいるので、ノロウイルス感染症から快復したあとでも手洗いなどの清潔がきわめて重要です。
 消毒薬としては、家庭ではハイター(次亜塩素酸ナトリウム5%前後が一般的なようです)が有効です。吐物の処理などには、0.1%次亜塩素酸ナトリウム液*を使って下さい。
*0.1%次亜塩素酸ナトリウム液の調整は、 500mlの水+ペットボトルの蓋2杯(約10ml)のハイター
 
吐物処理方法
①マスク、手袋をする。手袋が無い場合はビニール袋を2重にして手首を輪ゴムでとめる。
②吐物をキッチンペーパー等で中心に集めるようにふき取りビニール袋に入れる。
③手袋をはずして、手洗いをして新しい手袋に交換する。
⑤吐物のあった場所を中心に少し広めに周辺を0.1%次亜塩素酸ナトリウム液*で湿らせたキッチンペーパーで覆い10分ほど放置
⑥10分後キッチンペーパーを取り除きビニール袋に入れ密封し水拭きをする。
⑦処理後は石鹸と流水でしっかりと手を洗う。
吐いたら、ハイターで!ウイルスをひろげず、やっつけましょう!

 

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