2020年2月号　訪問診療チーム

訪問診療を検討してみませんか？

　あがの市民病院が「訪問診療」をやっていることはご存知ですか？
訪問診療とは「通院困難な患者様に対し、医師・看護師が定期的にご自宅に伺い、ご自宅で診療する」というシステムです。訪問診療は、開設後5年を迎え少しずつ浸透し、初年度件数50件から昨年224件となりました。訪問診療を受けることができる方は①介護や看護を必要とする寝たきり状態の方、②退院後ご自宅で療養生活を送りたい方、③特定疾患や傷病のために通院が困難な方、④ガン末期の方で、ご自宅で最期をお迎えになりたい方、⑤疼痛緩和治療を必要とする方、です。訪問診療では、採血、処方、傷や床ずれの処置、点滴・注射、フォーレ管理、経管栄養、在宅酸素、中心静脈栄養の管理を行っています。
　現在、ご利用の患者様は、がん・認知症・糖尿病・慢性心不全・パーキンソン病・脳梗塞後遺症など多様な病気を持ちながらも、住み慣れたご自宅で療養生活を送っていらっしゃいます。当院では訪問看護ステーションも併設しており同時の利用も可能です。高齢化に伴い、老夫婦2人暮らしの方や、車椅子をご利用になられる方は、通院時介護タクシーを頼んだり、足腰が悪いため、車の乗り降りが大変であると思います。そんな時、訪問診療はいかがでしょうか。
 
　「住み慣れたご自宅で、穏やかに療養生活を送りたい。」と考えている方、訪問診療をご検討の方は、まず、当院の看護師、訪問看護ステーション、ケースワーカーにご相談ください。

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