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JA広報誌掲載記事

2018年7月号 歯科口腔外科 歯科衛生士

「周術期とお口の管理のはなし」


  日本では1981年より死亡原因の第1位は悪性新生物(がん)です。日本人の2人に1人ががんにかかる時代と言われています。
 2012年に「周術期口腔機能管理料」が新設されました。これはがんを治療する病院と地域の歯科医院が連携し、がん等の患者さんの歯科治療や、お口の管理を行う取り組みが医療制度に導入されたものです。例えば、手術前後に歯科治療や口腔ケアを行うことで、傷口の感染や術後の肺炎発症リスクを軽減できることがわかっています。これは、がん治療に限らず、全身麻酔下での外科手術を受ける場合にも当てはまります。また、抗がん剤や放射線療法による副作用(口内炎や口の乾き、飲み込む働きの低下など)を予防し、症状を軽くします。
 では具体的にはどんなことをするのでしょうか?
治療開始前に
1、お口の中を診察し虫歯や歯周病などがないかをチェック
   レントゲン検査、歯周病検査なども合わせて実施。
2、歯石除去や歯のクリーニング
3、歯みがきの指導
   それぞれのお口にあった歯みがきの仕方や治療前・治療中のケアの方法
   の指導。
もし、虫歯や歯周病がある場合は、治療開始までの間にできる範囲で治療を行いましょう。
 手術後や抗がん剤、放射線療法治療中〜治療後はそれぞれの症状に応じて、口腔ケアの指導や歯科衛生士による専門的口腔ケアを行います。退院された後も、定期的に歯科を受診し、お口の管理を続けていくことが大切です。
 受診する歯科は基本的にはかかりつけの歯科医院となります。かかりつけ歯科がない場合は、病院が連携する歯科医院や、がんと歯科治療の講習会等に参加した歯科医院を受診されると良いでしょう。当院でも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
 
            (参考文献:がん患者さんのお口の管理 静岡県立静岡がんセンター)

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