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研修医記録

関東労災病院 臨床研修医 上野竜治(研修期間R4.10.10~R4.11.6)

関東労災病院 臨床研修医 上野竜治(研修期間R4.10.10~R4.11.6)

「いつ急変されてもおかしくない状態になってしまったと言えます」
 主治医として、僕は電話口で患者さんの御家族に話をしている。
 僕はこの病院で初めて主治医というものになった。主治医にはやらなければならないことが多い。患者さん、御家族のことを理解し、治療方針を提案し、治療予定を立てる。各科に相談し、検査を決め、結果を評価し、御本人や御家族に説明する。常に先のことを考えて治療にあたらなければならない。だが、残念ながら想定通りに事が進まないことの方が多いように感じる。僕の患者さんも、経過良好だったのだが、突如として生命が脅かされる事態が生じたのである。
「面会を許可させて頂きたいと思います。ご都合が決まりましたら再度ご連絡頂けますか」
 一方で、主治医にはできることが多い。僕は患者さんには全員親族のつもりで接している。親族の命が危ぶまれているのに会えないことがどれほど辛いかを僕は知っていた。現在ほとんどの病院が感染症対策で面会ができない。そういった観点では、この段階での面会許可は時期尚早かもしれないとも思った。だが僕の提案を指導医の先生は快諾して下さった。その後御家族は当日の面会を希望された。閉鎖空間で患者さんと時間を過ごした方が良いと判断し、看護師さんに個室を用意して頂いた。突然の指示にも関わらず、看護師さんは快く対応して下さった。「会話ができたんですよ」。面会後、部屋から出てきた御家族は笑顔だった。
 あがの市民病院での研修は、主治医としての責任や自らの未熟さを痛感しつつも、退院していく患者さんの表情にやりがいを感じる日々だった。主治医を実際に経験して強く感じたことは、主治医はあくまで“主だって治療にあたる医師”にすぎないということである。僕が主治医になり得たのは、指導医や看護師、薬剤師、MSW、そして患者さんと御家族、全ての人に支えられたが故だった。主治医として、チーム医療の肝要さを大いに感じた1か月間だった。今後、再び主治医として患者さんを担当させて頂く際は、今回の研修で学んだチーム医療を活かして患者さんに少しでも質の高い医療を提供したいと思っている。
 1か月間が信じられないほど早く過ぎたように感じる。そう思うほど、僕の研修が充実したものになったのは周囲の方々に恵まれていたからである。僕のような一研修医をいつも気にかけて下さった藤森院長をはじめとする先生方各位、覚束ない僕を指導医として見守って頂いた先生方、研修初期の僕を支えて頂いた松川看護師、病棟や外来で忙しい中、迅速に対応して頂いた看護師各位、毎朝暖かい言葉をかけて下さった事務の今成氏、他すべてのお世話になった方々に感謝を申し上げたい。また、同時期に大垣先生、石塚先生、花野先生と研修ができたことは自分にとって幸運だった。彼らからはチームワークの大切さ、医療に真摯に向き合う姿勢を学んだ。何より、同期の暖かさを肌身に染みるほど感じた。医師として、人間として尊敬するべきところが多く、本当に同期に恵まれた1か月間だった。
 半袖でやって来た新潟だが、帰京する今となってはジャンパーが必要になった。もうすぐ長い冬が来て、新潟を深い雪が覆う季節になる。外来や病棟で、高齢者同士の家族の多さを大いに感じた。病院だからという点を考慮しても、高齢化は顕在しているように思われた。厳しい季節になるが、どうか体調変化、雪による転倒に十分気を付けて頂きたい。あがの市民病院で研修をした一研修医として、地域の方々の健康を願っている。

 あがの市民病院と、前述した方々すべての今後のご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。
 1か月間本当にありがとうございました。

自治医科大学附属病院 臨床研修医 大垣宣敬(研修期間R4.9.5~R4.11.6)

自治医科大学附属病院 臨床研修医 大垣宣敬(研修期間R4.9.5~R4.11.6)

 磐越自動車道を西に進み、連なる山々をやっと越えたと思った矢先に、阿賀野市はありました。人生初の日本海側地域は、「別世界」であり、それは目で、耳で、肌で感じさせてくれるには十分すぎる程の広大な眺望でした。この様な地で、地域医療研修は、えも言われぬ高揚感の中でスタートし、多くの経験と学びを以て終わりを迎えようとしています。あがの市民病院での2ヶ月の研修を締めくくるにあたり、何よりもまずこの研修を笑顔で支えあって苦楽を共にしてくれた自治医科大学附属病院、新潟市民病院、関東労災病院の同期4人に感謝を伝えたいと思います。また、優しくご指導いただいた先輩医師の皆様、至らない点にたくさんのアドバイスや叱咤激励を頂いた看護師さん、メディカルスタッフの皆様に深く感謝申し上げます。
 「いや、別に何ともねぇんだ」「そんな大したことないよ」とおっしゃっていた外来患者さんが精査の末に入院や緊急手術となる経験を通して、あがの市民病院がいかに地域の人々の健康を守っているかを痛感しました。私の所属している自治医科大学附属病院では、研修医が外来診療をする事はほとんどなく、入院患者さんもチーム主治医制で管理しているため、近隣の病院やクリニックから紹介されて入院する患者さんに医療を提供する事が主な仕事でした。あがの市民病院での外来診療を通して、病院に来る人たちのほとんどは何かを求めて病院に足を運んでおり、私たちはその期待に可能な限り応える事が求められているのだと思いました。それが治療なのか、検査なのか、診察なのか、お話を聞く事なのか、患者さん一人一人から得られる情報を汲み取る大切さも勉強させていただきました。
 また介護医療院や五頭の里を見学し、介助が必要なお年寄りの皆様の生活が、多くの医療従事者の努力と工夫で成り立っている事を感じることが出来ました。モクモク勉強会で「アンチエイジング」をテーマに発表をさせていただきましたが、平均寿命と健康寿命の乖離から1人では生活が成り立たない、かと言って周囲に頼る事が出来る人がいないお年寄りは全国的に増加の一途を辿っています。こうした問題を抱えているこれからの日本の医療を担っていく私たち世代が、真摯に向き合い続けていくテーマとして、またあがの市民病院と介護医療院、五頭の里を一つのロールモデルとして学ぶところは大きかったと感じています。
 コロナ禍ではありますが、最大限の配慮の中、新潟県を堪能することもできました。新米の季節であったことも幸いし、新潟の味覚を数多く知る事が出来たこと、多くの観光名所にも足を運べた事、一緒に楽しんでくれる同期がいてくれた事も、この研修を語る上での大きな魅力の一つとなりました。こうした新潟県の魅力が、地元の人たちの地元愛あってのものだと強く感じました。この土地を愛する皆さんが末長く健やかでいられるよう、あがの市民病院の益々のご発展をお祈り申し上げます。そして私自身もこの地で得た多くの学びを胸に、これからも患者に寄り添える医師を目指して邁進していきたいと思います。本当に貴重な研修期間を頂けたこと、重ねて感謝申し上げます。

自治医科大学附属病院 臨床研修医 石塚優理(研修期間R4.9.5~R4.11.6)

自治医科大学附属病院 臨床研修医 石塚優理(研修期間R4.9.5~R4.11.6)

 2か月間の研修を行う貴重な機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。初期研修1年目の秋、どこで地域研修しようか迷っていたところ、説明会で藤森院長からの熱いプレゼンテーションを聴いて「あがの市民病院で研修したい!」と決意したのを覚えています。実際に希望が通り、研修を心待ちにしていました。
 オリエンテーションのあと、初めての外来診療が始まりました。外来では、健診異常をはじめ、高齢者でよくみられる肺炎、尿路感染症から、急性膵炎など緊急性の高い疾患まで様々な疾患を抱えた人がやってきます。自分で問診と診察してから採血の必要な項目や画像検査をオーダーし、治療方針を考え、患者にお話しして再診、また経過を見ていく流れを2か月間ひたすらこなしていきました。大学病院でのチーム医療と違って、自分が主治医となり治癒するまで経過を追いかけていくのは、重い責任を感じながらも、やりがいがあり楽しく仕事をすることができました。阿賀野市で暮らす人たちは農業に従事している方が多く、稲刈りの時期はなかなか再診に来るのが難しいなど、地域の特性も垣間見えました。
 毎日外来をしている中で、時には入院させなければならない患者もいます。入院患者も自分が主治医となり、治療方針を決めます。ご家族へICすることも初めての経験でとても緊張しました。どう伝えたら患者本人やご家族に納得してもらえるか、毎日試行錯誤の連続でした。BSCや、予後が短い患者に対して厳しいICをすることもいい経験となりました。また、入院患者は後期高齢者が多く、原因疾患が軽快しても退院後どこに帰るか(自宅か介護施設か)調整が必要で、入院期間が長引くことも知りました。病棟の看護師さんやケアマネさんに介入していただき、退院調整することができました。
 毎週の内科症例検討会も、いい刺激となりました。自分が担当した患者の対応が正しかったのか、診断は間違ってなかったか、鑑別として他に挙げられる疾患はなかったのか、など振り返ることができました。
 同期にも恵まれ、お互いに助け合いながら外来と病棟の仕事を頑張ることができました。苦楽を共にした、かけがえのない友人ができました。平日は仕事を頑張り、週末は同期で新潟観光を楽しむ、メリハリのある生活を送れました。また、藤森院長をはじめ諸先生方やメデイカルスタッフの方々には大変お世話になりました。とくに外来診療では、カルテの使い方から新潟県のおすすめグルメまで、何から何まで教えていただきました。いつも明るく振る舞い、わたしたち研修医を励ましてくださいました。明るい職場が心の支えとなり、毎日の仕事がとても楽しかったです。あっという間に2か月が経過しました。また大学病院での研修は続きますが、この地域研修で学んだことを生かした診療をしていきたいと思いました。2か月間本当にお世話になりました。ありがとうございました。

新潟市民病院 臨床研修医 花野薫(研修期間R4.9.4~R4.10.29)

 2ヶ月間のあがの市民病院での地域医療・外来診療の研修を終えました。とても充実し有意義な研修で、あっという間な時間でありました。たくさんのことを学ばさせていただき、感謝申し上げます。
 普段研修させていただいています新潟市民病院では、急性期病院ということもあり、急性期を過ぎたら転院してしまう患者も多く、あまり自宅退院まで見届ける機会が多くはありません。また、年齢層も比較的若い方が多いと思われます。実際あがの市民病院で診療していますと、超高齢化社会を強く実感しました。自分で主治医として入院患者様を受け持ちますと、ほとんどの方が90歳前後であり、高齢者独居・キーパーソンの不在・老々介護など様々な社会的背景がありました。さらに、原疾患や付随する病態に対する治療入院によるADL低下により、もとの生活に戻れなくなるなど退院が困難となることも多く、患者様本人の病状だけでなく、ご家族、社会的背景・経済的な事情など様々なことに目を向けて診療しなければならないと改めて感じました。実際に訪問診療に同行させていただいたり、患者様の訪問看護を申請したりと、患者様の退院後の環境を整えるために、多職種で連携していく「地域包括ケア」が本当に重要であると感じました。
 一般外来では、緊急疾患・common disease・生活習慣病などの慢性疾患・健診異常など幅広く経験させていただきました。治療適応・投薬内容とその評価・フォローアップの仕方など、知識が疎かであったと実感しましたが、先生・外来スタッフから丁寧にご指導いただき、正しく学ぶことができました。健診異常に対して、丁寧にフォローし、一次予防・二次予防を行っていくことは、高齢社会の医療費という面においてもとても重要なものであると思いました。
 どうしても急性期病院で研修しておりますとそれぞれの科を別個に研修しており、その科の臓器別で考えてしまうことが多かったですが、あがの市民病院での研修を通して、全身を診る医療を学ぶことができました。特に高齢者は多くの併存疾患を持っていることが多く、この考え方はこれからも大事となると思います。
 学生のころより将来的には地域医療に従事したいと思っていましたので、研鑽を積み、ひと回りもふた回りも成長して地域医療の場に貢献できればと思います。この2ヶ月の研修は私の糧となるものでした。今後も今回学習した事を生かしていきたいと思います。
 最後になりますが、わからないことだらけの私に温かくご指導いただいた指導医の先生方、外来・病棟のスタッフの皆様、ありがとうございました。また、一緒に研修し助け合い、刺激をくれた研修医同期のみんな、ありがとうございました。皆様のおかげで楽しく一生懸命に研修を積むことができました。2ヶ月間ありがとうございました。

関東労災病院 臨床研修医 山田皓太(研修期間R4.9.5~R4.10.2)

関東労災病院 臨床研修医 山田皓太(研修期間R4.9.5~R4.10.2)

 この度は4週間にわたる研修を行う貴重な機会を与えていただき、誠にありがとうございました。稲穂が頭を垂れ一面が黄金色に染まる9月初旬に阿賀野の地を訪れ、稲刈りが終わり、冬の足音が聞こえて来ようとする季節に研修をすることができ、自分の見地を広げることができました。
 自身の外来枠を持ち、入院患者を受け持ち、主治医としての自覚、責任、そして自身の無力さを痛感する1ヶ月となりました。外来患者を担当する機会は今回が初めてでしたが、検診異常や近医からの紹介、外来や訪問診療からそのまま入院になる症例など幅広い症例を経験することができました。入院患者と違い、毎日の経過を外来患者では追う事ができない為、薬剤の効果や病状の経過を予想して的確な時期に次回の予約を取る必要があります。また同時に多くの予約患者に対応する事が求められ、外来の難しさにも直面しましたが、患者が笑顔を取り戻していく姿を主治医として見る喜びは他には変える事ができず、わずかばかりの自信に繋げることもできました。
 地域の特性上、患者の平均年齢が高く、稲作が中心産業であり、限られた医療資源で診療に携わることで、都会では実感することのない老老介護や医師不足、一次産業の過酷さ、超高齢化社会といった社会問題に目を向けることができました。また、あがの市民病院は地域の中核病院として、急性期から回復期・慢性期までを担当し、時に三次病院への橋渡しの役割を行っており、医療の仕組みを学ぶことができました。医師、病院スタッフ、患者本人とその家族やケアマネージャーといったチーム医療の重要性も再確認することができ、情報共有や説明の重大さを体感することができました。
 1ヶ月と言う限られた期間であり、この場所にまだいたいと去るのが名残惜しく思えたのは、この阿賀野の地での研修が大変充実していた事を物語っていると思います。実るほど頭を垂れる稲穂の如くこれからも多くの物を吸収し、阿賀野で学んだ初心の気持ちを忘れることなく、今後も医療に邁進していきたいと思います。最後になりますが、指導をしてくださった先生、看護師さん、サポートをしてくださったスタッフ、1ヶ月お世話になった全ての皆様に感謝申し上げます。また今後とも御指導御鞭撻の程、よろしくお願いいたします。

関東労災病院 臨床研修医 利光秋華(研修期間R4.8.8~R4.9.4)

関東労災病院 臨床研修医 利光秋華(研修期間R4.8.8~R4.9.4)

 COVID-19が大流行している中、1か月間の地域研修を受け入れてくださり、ありがとうございました。
 今回の研修では内科の一員として新患外来と発熱外来を担当させていただきました。普段勤務している病院では主治医ではなく担当医として診療に携わるため自分で意思決定を行う機会がそこまで多くはないのですが、こちらでは主治医として患者さんを担当させていただき、もちろん指導医と相談しながらではありますが自分で治療方針を考えたり病状について説明したりする機会に恵まれました。実際にやってみるとすごく難しく、また責任の重大さを実感しましたが、どうやって病気を治すかだけでなく患者さんが今後より充実した生活を送っていくためにどうしたらよいかという広い視野を持って診療していかなければならないという気づきを得ることができ、大変貴重な経験となりました。
 また、新潟は面積が広く、医療機関や介護施設間の距離が離れており行き来が大変なため、なるべく地元の地域で完結できる環境をつくることが大切だと感じました。阿賀野市で唯一の総合病院であるあがの市民病院は急性期から慢性期・リハビリ・介護に至るまで非常に広い範囲の医療サービスを提供されており、この地域においてとても大きな役割を担っていることを実感しました。
 至らない点も多々ありましたが、お忙しい中優しく丁寧にご指導いただきました先生方、慣れない環境の中さまざまな場面で助けてくださったコメディカルの方々、そして未熟な私の診療に応じてくださりときに温かい言葉をかけてくださった患者の皆様、本当にありがとうございました。

新潟市民病院 臨床研修医 堀洲晟(研修期間R4.7.3~R4.9.3)

新潟市民病院 臨床研修医 堀洲晟(研修期間R4.7.3~R4.9.3)

 まず初めに,この場をお借りして,ご指導いただいた先生方,病棟・外来の看護師の方,その他のコメディカルスタッフの方々に深く感謝申し上げます.皆様のおかげであがの市民病院における2ヶ月間の地域医療研修を充実したものにすることができました.
 あがの市民病院では,主に内科一般外来と,入院患者の主治医を担当させていただきました.今までの研修では,指導医の先生の元,すでに診断や治療法が決まった患者様を診ることが多く,主治医としての経験はほぼありませんでした.あがの市民病院に来て,診断を決めるところから関わり,患者様・ご家族にICを行い,自身の判断で治療法を決めていくという経験ができ,新鮮な気持ちで診療することができました.患者様一人ひとりの主訴に対し,どのような疾患を鑑別に挙げ、どのような検査をするべきか,最初は分からないことが多かったのですが,指導医の先生方のフィードバックや看護師の方々の手助けもあり徐々に外来や病棟の業務を上手く回せるようになりました.
 経験症例に関しては,肺炎や尿路感染などのcommon diseaseだけでなく,腸閉塞や閉塞性黄疸などの疾患も診ることができ,想像以上に幅広い疾患を経験することができました.白紙の状態から自身で治療法を調べ実践し,その治療法が著効して患者様の症状が改善したとき,大きな喜びとやりがいを感じました.
 入院患者はご高齢の方が多く,入院をきっかけにADLや認知機能が低下し,自宅退院が困難になったり,元の施設に戻れなくなったりするケースを経験しました.多職種連携の重要性が叫ばれるようになって久しいですが,看護師,理学療法士,作業療法士,薬剤師,MSWの方々,本当に多くのコメディカルスタッフのご協力があって初めて,退院までの道筋を作ることができるのだと実感いたしました.
 一般外来以外に,発熱外来も担当させていただきました.ちょうど研修が始まった頃にCovid-19の第7波が訪れたため,日々多くの発熱患者が来院しました.電話診察,保健所への連絡等の業務を行い,今の時世を反映した医療を経験することができました.Covid-19の感染拡大を実感するとともに,医療逼迫の現状を肌で感じました.抗原検査陰性の発熱患者の中には,上気道炎以外の疾患も隠れており,診察および検査の必要性を電話問診で判断する難しさを実感しました.
 あがの市民病院での地域医療研修は私の医師人生の中で非常に貴重なものになりました.中には治療や診断に難渋する症例もあり,自身の力量不足を実感しました.この2ヶ月で得た知識を忘れずに,今後に活かしていきたいと思います.3年目以降も新潟で働く予定ですので,また一緒に働く機会がございましたら,何卒よろしくお願いいたします.

新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医 渡邊拓実(研修期間R4.7.4~R4.8.28)

新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医 渡邊拓実(研修期間R4.7.4~R4.8.28)

 まず初めに、新型コロナウイルス感染症第7波の最中、我々の研修を受け入れていただき、また最後まで行わせていただいたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。
 2022年7月から2ヶ月間、内科研修医として、内科新患外来と病棟業務を中心に、多くの患者様を診察、治療させていただきました。普段の大学病院での研修とは、業務内容が異なることが多く、最初は戸惑いもありました。しかし、非常に多くの学びを得ることができました。
 1つ目は、病院機能が限られている中で診療する難しさです。私の研修元である大学病院のように全ての科が揃い、夜間も緊急対応可能な体制が組まれている病院(高次・三次医療機関)もある一方で、今回研修した地域中核病院では、診療科や夜間診療体制が限られています。しかし、患者様は自分の重症度や緊急度を判断して来院することはできません。診察や検査を進める中で、緊急対応の必要な状態であることが判明し始めた際、自院でできることなのか、転院の手配を始めるべきなのか、転院するのであればどこに依頼し、自院でどこまですべきなのか、そして本当に緊急の対応が必要なのかなど、短い時間で考えるべきことが多く、決断に苦労しました。そして、紹介受診や転院搬送を快諾してくださる先生方の優しさに大変救われました。普段、大学病院で研修していると紹介や転院依頼を受ける側のお話を聞くことが多いのですが、今回は依頼する側としての経験が、非常に貴重であったと感じております。
 2つ目は主治医として1つ1つの決断をしていくことの責任の重さです。指導医の先生方にサポートしていただきながら、主治医として入院患者様の診療を行わせていただきました。命を扱う病院という職場において、自分で調べて決断するという行為がどれほど重大なことであるかを日々実感しました。一つでも選択を間違えば患者様の将来が変わるかもしれないと考え、これほど真剣に文献を調べたのは研修医になってから初めてでした。また、本人やご家族への病状説明でも、言葉の使い方や伝える順番など試行錯誤の日々でした。上手く伝わらず、指導医の先生方に助けていただくことも多かったです。研修修了が近づいてはいますが、まだまだ学ぶべきことがありすぎると焦りを感じる2ヶ月間でした。
 最後に、院長、指導医の先生方、看護師の方々をはじめとするコメディカルのみなさまに重ねて感謝申し上げます。「分かりません!」「出来ません!」と声をあげると必ず誰かが助けてくれる優しいあがの市民病院が大好きでした。将来、良き医療人となることで少しでも恩返しできればと考えております。本当にありがとうございました。

新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医 石塚啓哉(研修期間R4.7.4~R4.8.28)

新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医 石塚啓哉(研修期間R4.7.4~R4.8.28)

 7月4日から2か月間、あがの市民病院で研修をさせて頂きました。研修内容としては、新患外来、発熱外来、病棟業務でしたが、どの仕事も今まで経験したことの無いようなことばかりで非常に新鮮でした。
 というのも、それまでの研修は、指導医の先生に研修医が付いて、指導して頂くという形式でしたが、初めて自分一人の力で患者さんを診るという経験をさせて頂いたからです。指導して頂くのも知識という意味では非常に勉強になりますが、やはり実際に自分が主治医として方針決定していく過程でしか学べない実臨床の微妙なさじ加減があるのだと思います。もちろん方針等に関して判断に苦慮する場面が多々ありましたが、その際は先生方に相談し、助言をいただきました。
 新患外来は、発熱、腹痛、呼吸苦、食欲不振など、外来でよく出会う症候に対して、各種検査で鑑別、診断、治療までの1つのプロセスを形成し、診療に当たりました。当直業務に関しましても、同様にかかりつけの方を中心に研修医の判断で診療させて頂く機会も多く、今後の救急対応に関して、一定の経験と自信を得ることができました。
 発熱外来は、阿賀野市の新型コロナウイルスの感染拡大があり、非常に多忙な期間となりました。自分一人だけではどうにもならない量の業務を、他の研修医、また看護師さんたちと分担してやり抜いた今回の研修は、チーム医療を考える上で重要なものだったと思います。実臨床の上で、逼迫する医療の現状とその最前線を、肌で感じることができ、貴重な経験となりました。
 病棟業務は、自分が外来で診察した患者さんで、入院が必要だった方の全身管理をさせて頂きました。入院した際は体調が悪かった患者さんが、治療の結果元気になって、退院していくのを見るのは、医師としての根源的なやりがいを感じることができました。
 何分外来が忙しい日が多く、朝回診の後、夕方まで病棟の患者さんを見れないということが何度もありました。病棟の看護師さん方には何度もご迷惑をおかけしましたが、優しく対応して頂きました。
 2か月という短い間ではありましたが、藤森院長先生を始めとした指導医の先生方、外来・病棟の看護師さん、薬剤師・検査技師さん、リハビリスタッフ、今成さん、そのほかあがの市民病院を構成するスタッフの方々に心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。2か月間で得た経験を頼りに、さらにこれからの臨床研修を充実したものとできるよう、邁進して参ります。

関東労災病院 臨床研修医 井下太朗(研修期間R4.6.6~R4.7.3)

関東労災病院 臨床研修医 井下太朗(研修期間R4.6.6~R4.7.3)

 まず初めに、地域医療研修医として1ヶ月間私を受け入れ、お世話になった指導医の先生方、コメディカルスタッフ、事務の方々に心よりお礼申し上げます。慣れない地での研修で、色々とご迷惑をおかけしたこともあったかと思いますが、皆様のご協力のおかげで無事研修を終了することができました。診療のみに限らず、新潟での生活についても大変お世話になり、有意義な日々を過ごすことができました。
 あがの市民病院での研修業務は主に外来診療と外来から入院となった患者の病棟診療を行いました。外来診療では健診異常や様々な訴えの患者さんへの対応をさせていただきました。普段一般外来診療を行う機会がなく、初めのうちはわからないことばかりで大変苦労しました。救急外来での診療と異なり、患者さんの中長期的なフォローの計画や生活指導を行う経験はとても貴重なものでした。健診異常による受診は普段経験することがなく、検査計画や治療プランについて、患者さん自身の事情や疾患への捉え方を伺いながら相談して計画を立てていくという経験ができました。また、一般外来診療とは別に、あがの市民病院では発熱外来での診療も行いました。新型コロナウイルスの感染者は減少の兆しを見せていますが、まだまだ感染者は多く油断できない状況だということを身に染みて感じました。新型コロナウイルス感染症以外の発熱による受診も多く、中には重症の患者さんもいらっしゃいました。流行期の感染症に判断を流されることなく、丁寧に診療していくことの大切さを実感しました。
 病棟診療では主治医として入院患者さんの診療を行いました。研修元の病棟診療では指導医の先生が主治医となり、研修医はそのサポートをするという形を取っていましたので、主治医として責任をもって診療にあたることの重要性を感じることができました。外来を行いながらの診療は、同時並行で対応しなければならない場面も多く大変でしたが、とても勉強になりました。
 指導医の先生方は外来、病棟診療いずれも気軽に相談することができ、フィードバックを頂きながら診療することができました。カルテ運用や病院特有のルールなど、指導医の先生やコメディカルの方々に助けていただきながら業務にあたることができました。
 地域医療研修では「地域医療の理念を理解し実践する」という目標が定められています。あがの市民病院での研修はその地域に暮らす方々と深くかかわることができ、地域における医療の果たす役割を学ぶことができました。この経験は今後の医師としての人生において大きな糧になると思います。

新潟市民病院 臨床研修医 森下健(研修期間R4.5.8~R4.7.2)

新潟市民病院 臨床研修医 森下健(研修期間R4.5.8~R4.7.2)

 初めにご多忙の中、またこのCOVID-19流行下で混乱の残る中でご指導していただいた先生方、病棟や外来の業務で関わらせていただいた看護師の方々をはじめとする全ての病院職員の方々に感謝申し上げます。
 2022年5月から2ヵ月の間、地域研修としてあがの市民病院で研修させていただき、主に内科外来と病棟主治医を担当させていただきました。
 内科外来に関しては、様々な主訴で来院される患者さんの初診を担当しました。今までは救急外来での診療の経験はありましたが、一般外来での診療の経験はなく、健診異常や他院からの紹介など様々な主訴の方を診察しなければいけないことに少し戸惑いもありました。そして実際に問診から診察、検査、治療方針の決定までの一連の診療を、主治医となって決めるという経験も初めてのことであり、非常に悩む状況・症例も多々ありました。そのような中でも、様々な文献や資料などを調べ、患者さんに最適な治療は何かと考える時間は机上での医学書の勉強に比較できないほど、貴重なものであり非常に良い経験となりました。
 また、外来研修の一環として発熱外来での診療を担当させていただきました。COVID-19流行下でしたので、まず抗原検査を行い、電話問診し、その後実際に診察するという流れとなっておりました。抗原が陰性であってもCOVID-19が否定できない患者さんやCOVID-19の可能性が低いと考えた患者さんが陽性であった場合など現在のCOVID-19流行下での発熱患者の診療の難しさを痛感しました。
 病棟では自分が外来で診察した患者さんの主治医となり入院治療を行いました。外来と同様に、入院中の内服薬の継続の有無、輸液の量、抗菌薬の選択、治療期間、家族へのインフォームドコンセントなどの治療方針からリハビリ、退院先や退院後の生活など患者さんの生活に関わることまで主治医として決定しなければならない難しさを感じましたが、指導医の先生方、病棟看護師の方々をはじめとするコメディカルの方々の助けを得ながら診療を進め、実際に患者さんの体調が回復し自宅退院することができた時には何事にも変えられない喜びを感じることができました。このことは自分自身の医師人生にとっても非常に大きな1歩であったと思われます。
 外来診療・病棟診療ともに主治医として治療方針を決定していくことは大きな経験となりましたが、自分の一つの決定が患者さんの人生を決めてしまうかもしれないという非常に大きな責任を負っていることを痛感させられました。これからの医師人生においてこの責任を忘れずに、それぞれの患者さんに最適な治療を行えるように日々勉強しなければならないと再確認できた研修でもありました。
 最後に今回の研修で右も左もわからない自分を指導していただいた先生方、看護師の方々、そのほかのコメディカルの方々に再度感謝申し上げます。誠にありがとうございました。今後も新潟県で働くことを予定しておりますので、あがの市民病院で働く機会に恵まれましたら何卒よろしくお願いいたします。

自治医科大学附属病院 臨床研修医(研修期間R4.4.11~R4.6.12)

「田植えが終わるまで母を入院させてください」
「熱が出たのでコロナじゃないかと心配で」
外来での会話は、その地域や世相を映す「鏡」のようなものだと感じることがあります。
この2ヶ月間、あがの市民病院での研修を通して、日本屈指の米どころである新潟と、コロナ禍中の医療現場について、理解を深めることができました。
研修初日から、使い慣れないカルテや紙ベースでのオーダーに悪戦苦闘しながら、内科初診外来と発熱外来を同時並行で行う日々が始まりました。発熱外来で抗原検査結果が出るのを待っている間に、内科初診外来で他の患者さんを診察し、その合間に指導医の先生方にご相談し、病棟の患者さんの検査結果を確認し、…等々、毎日めまぐるしく時間が過ぎていきました。夕方に昼ごはんを食べることも多く、コロナ禍で一層業務が増えていることを実感しました。
あがの市民病院の研修で最も心に残っていることは、初めて主治医になったことです。自治医科大学附属病院では基本的にチーム主治医制が採用されており、主治医は上級医の先生で、研修医はチームの一員として診療に参加していました。ここでの研修で、初めて主治医として癌の告知や急変時対応の確認を行い、夜間・休日を問わず病棟からの電話に対応し、時には急変した担当患者さんのお看取りやお見送りをしました。上級医の先生にご相談することも可能な環境ではありましたが、基本的には一人で行うため、内心不安でいっぱいでした。しかし、患者さんやそのご家族もつられて不安にさせてしまわないように、できる限り穏やかな話し方を心掛けていました。自治医大に戻ると、またしばらくは主治医ではなく担当医の一人として患者さんと接することになりますが、ここで学んだことを忘れずに、話していて安心感を与えられるような医師になれるよう精進していきたいと思います。
休日は病院近くの瓢湖から、少し足を延ばして佐渡や村上まで、色々な場所へ観光に出かけました。阿賀野に来たばかりの頃は、桜がまだ残る春耕の時期でしたが、いつの間にか代掻きや田植えを経て、菖蒲が咲く季節となりました。田んぼがこれほど一面に広がる風景を見る機会は今までなかったので、見るたびに表情を変える田んぼの美しさに心を奪われたとともに、普段から美味しく食べていたお米を、より一層ありがたみを感じながら食べられるようになりました。
こうして地域研修を振り返ると、地域と医療の両方を、患者さんを含めたくさんの方々から教えていただいた大変貴重な時間だったと改めて実感しています。
最後に、お忙しい中たくさんご指導くださった先生方、多方面でサポートいただいた看護師さんやスタッフ・事務の方々、ともに励まし合いながら研修した他の研修医の先生方、出会ってくださった全ての患者さんとご家族の方々に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

関東労災病院 臨床研修医 清水柾之(研修期間R4.5.9~R4.6.5)

関東労災病院 臨床研修医 清水柾之(研修期間R4.5.9~R4.6.5)

 まず初めに、未だCOVID-19の収束が見られない中、1か月間の地域医療研修の受け入れをしていただいたことに感謝の意を表したいと思います。先生・看護師の方々、その他コメディカル・事務の方々には、医療に関する指導のみならず、日々の病院業務や新潟での生活の面でもお世話になりました。慣れない地、慣れない環境での1か月の臨床研修を無事乗り切ることができたのは、周りの方々の惜しまないご協力のおかげでした。どうもありがとうございました。
 次に、研修内容や感想について記させていただきます。研修医の主な業務としては、内科外来診療、病棟業務および当直での救急患者対応でした。特に、一般内科の外来診療に関しては、普段研修を行っている関東労災病院では経験しておらず、最初は分からないことばかりでした。救急外来での診療は行っておりましたが、一般的な外来では患者の受診目的も様々であることにまず戸惑いました。また、救急外来とは重視することや診療方針の立て方が異なる側面があり、患者の診療の流れをどうするかの考え方から改めて習熟していく必要がありました。救急外来では、迅速に対応をしなければ生命予後や機能予後に影響を与えかねないような病態・疾患の鑑別に重きを置き、亜急性期・慢性期に関しては専門の各科に以後の診察や治療を任せることが多いと思われます。一方で、一般内科では、緊急性の高いものを鑑別していく必要があるのは変わりませんが、緊急疾患に出くわす確率は救急外来に比して低く、より広くcommon diseaseを中心に鑑別を想起する必要があります。また、内科外来では時間を置いて再診していただくという時間的な幅広さもあります。患者の仕事や家庭での生活を考慮し、初診で時間をかけて多様な精査を行うのか、それとも外来フォローとして症状の推移を追いつつ適宜精査を進めていくのかを選択する必要があります。そのような選択をするためには、緊急性の高い病態を否定するだけでは足らず、患者の状態のより長期的な推移を考察する能力が求められます。現状での鑑別疾患を列挙し、それぞれの疾患の推移に対する知識を持ってして初めて、数週間や数ヶ月後の再診でも病態が大きく悪化する可能性は低いという判断が可能になります。また、非特異的な症状のみでフォーカスがはっきりしない状況では、時間を空けて繰り返し診察・検査を行うことが診断の近道となることもあります。1ヶ月という短い期間では、まだまだ自分の能力不足を痛感するばかりでしたが、そういった長期的な視点を持つ重要性を理解できたことは今後の診療においても非常に有意義だと思います。
 最後に、再度この地域医療研修にご協力いただいた方々に感謝申し上げます。基本的なことすら分からず、ご迷惑のかけ続けだったと思いますが、親切に対応していただき、ありがとうございました。あがの市民病院での研修で得たものを糧に、今後も医師として精進してまいります。今後再び一緒に働かせていただく幸運に恵まれましたら、その際は何卒よろしくお願い申し上げます。

関東労災病院 臨床研修医 磯村直紀(研修期間R4.4.6~R4.5.8)

関東労災病院 臨床研修医 磯村直紀(研修期間R4.4.6~R4.5.8)

 まず初めに、地域医療研修として私を受け入れ、1ヶ月間お世話になった指導医の先生方、コメディカルのスタッフ、事務の方々に心より御礼申し上げます。
 業務のメインは外来診療と病棟診療でした。外来診療では健診異常や主要疾患・症状への対応を行いました。特に、健診異常については今まで対応した機会が少なく、見逃してはいけない疾患を念頭に検査を進めつつ、生活指導を行う経験はとても貴重でした。1日の終わりには院長とのフィードバックの時間があったため、自分の思考過程を見直すことができ、1日の外来業務からより多くを学ぶことができました。病棟診療では、主治医として患者様とそのご家族に向き合うこととなり、診療内容はもちろんのこと、いつ・どのように患者様に説明をするのが分かりやすく、安心につながるだろうかと試行錯誤する毎日でした。困った時には気軽に指導医と相談することができ、責任を感じながらも躓くことなく診療を行うことができました。
 4月での地域医療研修ということもあり、医師としての経験が浅い中でしたが、患者様は様々な訴えで受診されます。このように不安な状況下でしたが、あがの市民病院の図書館が充実していることがとても助けになりました。日常診療で生じた疑問を、多数の雑誌を購読している図書館で調べ、指導医と確認しながら診療を進められたことで、学問としての医学を臨床に活かす環境が整っていたと感じました。
その他、実習している学生と接する機会があったことで、自分が学生だった頃を思い出し、日々の診療を違った視点から捉え直すきっかけになりました。また、後藤先生からご招待頂いた新潟大学の勉強会や、藤森院長からご招待頂いたセミナーなどに参加する機会もあり、普段の関東労災病院での診療では得られないような刺激と学びをたくさん得ることができました。
1ヶ月を通して、忙しい業務の合間にも関わらずコメディカルのスタッフは優しく私とコミュニケーションをとってくださり、円滑に診療を進めることができました。あがの市民病院で得た1ヶ月の貴重な経験を今後の診療に活かせるように精進して参りたいと思います。ありがとうございました。

新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医(研修期間R4.1.31~R4.3.31)

 はじめに、2か月という短い間でしたが、大変お世話になりました。
 私は、あがの市民病院で研修を始める前、ホームページの研修医記録を拝見し、外来や病棟主治医などを任されると知りました。今まで、指導医が立ててくださった方針に従って病棟管理を行っており自分で判断を行うのは救急外来のファーストタッチのみだった私は不安と緊張でいっぱいでした。しかし、スタッフの皆さんが暖かく迎え入れてくださり、些細なことでも相談に乗ってくださる指導医の先生方、看護師さん、コメディカルの方々、事務の方々がいらっしゃり、不安はすぐになくなりました。関わってくださった皆様のおかげで無事、地域医療研修また臨床研修を修了することができました。心より感謝を申し上げます。
 外来や病棟を通して、発熱や腹痛、胸痛などのcommon diseaseから、不明熱まで様々な症状の患者さんを診察させていただきました。
 発熱外来では新型コロナウイルス感染症の流行下で、風邪様症状で受診される方も多く診察させていただきました。上気道症状への対応の仕方から血液検査やレントゲンなど追加の検査を行うかどうか判断するのも難しく感じました。しかし、日々の外来について院長先生にフィードバックいただき、一例一例振り返りができたことも大変勉強になりました。
今までは救急外来に来られた患者さんのその後を知る機会がほとんどありませんでしたが、症状の経過を追うことができたことは、とても良い経験となりました。
 救急外来や外来で入院適応を判断し入院とした方を主治医として診療させていただきました。ご高齢の方の入院では、DNARや経管栄養についての同意を取得することの難しさと、ご家族の判断を助けられるような説明ができるよう自分自身でも十分な理解が必要であることを痛感いたしました。長年生きてこられた皆さん、支えてきたご家族がより良い最後を迎えられるようこれから努めていきたいと思いました。
 また、外来業務を行いながらでは病棟にいられる時間は限られており、看護師さんやリハビリの方に相談させていただいたことで患者さんの状態把握や、栄養管理の決定ができました。また、ご家族と相談いただき、退院後の場所や家族の調整をしていただきました。私が関わることができたのはほんの一部であったと思いますが、たくさんの職種の方々が力を合わせての医療であることを実感いたしました。
 この2か月間の研修で、様々な方にご迷惑をおかけしながら、たくさんのことを学ぶことができました。皆様のご指導、ご助力に感謝申し上げます。ここで学んだことを生かして、これからの診療 に役立てていきたいと思います。また一緒に働かせていただく機会がありましたら、なにとぞよろしくお願いいたします。

関東労災病院 臨床研修医 秋山友美(研修期間R4.2.28~R4.3.31)

関東労災病院 臨床研修医 秋山友美(研修期間R4.2.28~R4.3.31)

 まずはじめに、新型コロナウイルス感染症が第6波を迎え未だ猛威を振るう中、1か月間地域研修の受け入れをして下さり、ありがとうございました。ご指導いただきました先生方、看護師の方々、その他コメディカルスタッフの方々、そして仕事や生活面で多々サポートしてくださいました事務の方々に、この場をお借りして感謝申し上げます。
 私は生まれてからずっと都内で育ったため、地域での1か月間の生活や雪の中での暮らしは、正直不安でいっぱいでした。しかし、いざ来てみると、人の優しさや、地域の温かさを感じながら安心して過ごすことができました。また、白米や海鮮をはじめごはんが本当に美味しく、過ごしていく中で新潟の魅力を感じ、ぜひまた来たいと思いました。
 さて、研修の話に戻りますが、普段の研修と大きく違う点は、自ら主治医となって入院患者を受け持つこと、一般外来診療を担当することが大きく挙げられます。普段の研修では、上級医の先生と一緒に受け持つことがほとんどで、自分だけで治療方針を考えることや、患者さん・ご家族へICする機会はなかなかありませんでした。しかし、ここでは主治医としてそれらを担当させていただきました。患者さんやご家族へのICは、いざ自分だけでやってみると話を思うように展開できなかったり、理解してもらえるように話すことの難しさを痛感しました。治療方針で行き詰まった時は、指導医の先生方が的確なアドバイスをくださったので、自分で試行錯誤を重ねながらも安心して診療に携わることができました。
 それから、慢性期病床への移行、患者さんのお看取り、訪問診療、主治医意見書の作成など、普段の研修ではなかなか見れない側面も経験できたのでとても勉強になりました。
 一般外来診療では、初診、施設やクリニックからの紹介、健診異常、発熱外来など様々な症例を経験できました。特に、健診異常は全く初めてのケースで、何を問診すべきか、どんな検査をオーダーすべきか一から学びました。また、外来フォローをすることも初めての経験でした。診療にあたった患者さんの経過を自分の目で確認できる機会はなかなかなく、良い経過を辿っていることを確認できたり、一方で、初診のときにもっと細かく検査しておけばよかったと反省することもあり、今後の診療にも活かしたいと感じております。
 私は来年度から産婦人科に進みますが、ここで身につけた内科診療は今後の診療にもぜひ役立てていきたいと思っております。2年間の研修の最後に経験させていただいた多くのことは大きな財産となりました。
 1か月間という短い期間でしたが、本当にありがとうございました。

関東労災病院 臨床研修医 和田直之(研修期間R4.1.31~R4.2.27)

関東労災病院 臨床研修医 和田直之(研修期間R4.1.31~R4.2.27)

 まず初めに、新型コロナウイルス感染症が第6波を迎え、これまでにない規模で感染が拡大している中、研修を受け入れていただきありがとうございました。
 この1か月、内科の初診外来を担当させていただき、入院となった場合にはそのまま主治医として診療させていただきました。
 初診外来では、発熱や健診異常の患者さんをたくさん診ました。発熱患者さんの対応を行う際には、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中で、他の疾患を見落とさないようにするにはどう検査を提出すればいいのかを考えさせられました。健診異常については、関東労災病院では救急外来でしか外来業務を行わないため、今回初めて対応しました。緊急性の判断だけではなく、長期的な視点で診療を行うことの難しさや重要性を感じ、大変勉強になりました。その他にも色々な症例を担当させていただき、判断に困る時には指導医の先生方に相談したり、院長とその日の症例を夕方に振り返ったりする中で成長することができました。新しく入院となった患者さんのオーダーや入院中の患者さんのご家族への説明などの病棟業務と外来診療を同時に行う忙しさも感じ、過不足なく効率的に診療を進められるように判断力や知識を磨こうと思いました。
 入院となった患者さんに対しては、入院時の説明、入院中の治療の決定や説明、退院後の方針決定など、全てを主治医として自ら行いました。癌患者さんのご家族と相談してDNARの方針を決定する、重症の患者さんのご家族に厳しい病状を説明するなど、これまでにない経験をし、その難しさを感じるとともに、今後消化器内科医になるにあたって、癌の告知など重要な場面でより良い説明をできるように鍛錬しようと思いました。最終週に患者さんが増え、主治医として退院まで責任を持って診療を行いたかったのですが、それは叶わず、1か月という研修期間の短さが悔やまれました。
 他にも紙カルテや当直中の検査体制、介護老人保健施設の併設など普段との様々な違いを感じながら診療をするのは良い経験となりました。この1か月間で、関東労災病院では得られなかった成長があったと思います。
 最後になりますが、指導してくださった先生方や外来・病棟で助けてくださった看護師さん、サポートしていただいた全てのスタッフの皆様にこの場を借りて感謝を申し上げます。あがの市民病院での学びを糧に3年目以降も日々精進してまいります。1か月間ありがとうございました。

自治医科大学附属病院 臨床研修医 上島可奈子(研修期間R4.1.10~R4.3.6)

自治医科大学附属病院 臨床研修医 上島可奈子(研修期間R4.1.10~R4.3.6)

 2022年1月8日、地域医療研修に向けて真冬の阿賀野市に到着しました。連なる山々の稜線の美しさに感激し、凛とした空気に息を呑み、気持ちのよい緊張感に包まれました。
 週が明け、いよいよあがの市民病院での研修を開始しました。初日から早速一般外来で患者さんを診察させていただき、以後主治医としての病棟勤務や救急隊からの連絡を直接受けての当直、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中での発熱外来、患者さんのご家庭にお邪魔しての訪問診療も経験しました。
 もともとの勤務先である自治医科大学附属病院では、医師チームの一員として病棟や救急外来での研修を行ってきましたが、あがの市民病院では初めて主治医として患者さんを担当しました。適宜指導医の先生や看護師さん、そのほかの職員の方と相談しながら、阿賀野のまちで暮らす方々の健康をいかに守るかを考える日々は、知的な刺激に満ち溢れまた医師としての使命感や責任を改めて感じる機会ともなりました。
 また、せっかく阿賀野に赴いたからには、医療だけでなく人々の暮らす地域の特性も学びたく、休日にはまちを散策しました。ラムザール条約や国の天然記念物にも指定されている瓢湖で白鳥や鴨を眺めたり、水原代官所跡を見学したりはもちろんのこと、日々の買い物で立ち寄ったスーパーマーケットでさえも新潟・阿賀野ならではの商品に感心することもありました。阿賀野市内から足を伸ばしてちょうど建国記念の日の彌彦神社や寺泊市場も訪れました。
 さらに、あがの市民病院にはいくつかの臨床研修指定病院から初期研修医が集まります。各地からの同期と、それぞれの医師としての将来への希望や懸念について語り合ったことも大切な思い出です。
 最後に、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中で快く地域医療研修生を受け入れてくださり、ご指導・ご配慮賜りました、あがの市民病院のみなさま、地域のみなさまに感謝してもしきれません。誠にありがとうございました。

関東労災病院 臨床研修医 吉岡玲央(研修期間R4.1.3~R4.1.30)

関東労災病院 臨床研修医 吉岡玲央(研修期間R4.1.3~R4.1.30)

 「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」とは川端康成の小説『雪国』の有名な書き出しですが、トンネルの多い上越新幹線に乗って東京から2時間、一面の銀世界に降り立った日のことが記憶に新しいです。慣れない環境の中、スタッフの皆様に生活の知恵など色々なことを教えて頂き、無事に研修を終えることができました。

 今回の地域医療研修では、内科初診外来と病棟主治医を担当させて頂き、そのほかにも訪問診療、救急対応など様々な経験を積ませて頂きました。内科初診外来では、急性発症の症状だけでなく、慢性的な症状や生活習慣病など、長い目で経過をフォローしていく必要のある患者さんを多く診させていただきました。これまでの自院での研修では救急外来での診療が主であり、ともすれば「緊急性があるか否か」の判断に終始してしまいがちでしたが、初診後にどのような方針で経過を見てゆくかということをよく考える良い機会となりました。指導医の先生方のフィードバックや院長先生の振り返りを通して、自分の診療の反省点について、その都度ご指導いただけたことも、非常に勉強になりました。
 また1月中旬からは発熱外来を受診される患者さんが急増し、オミクロン株の流行を肌で感じたとともに、コロナ以外の検査の閾値をどのように設定すれば、多くの患者さんがおられる中で細菌性肺炎など治療が必要な疾患の見落としを防ぎつつ、外来を滞りなく運営できるかということも考えさせられました。

 病棟での診療では、外来で入院適応と判断した患者さんを主治医として担当させて頂きました。入院時の病状説明に始まり、治療方針の決定、入院後の経過のご説明、退院後の方針決定など、患者さんの病態と社会的背景を深く理解していなければ出来ないことばかりであり、大変苦心しました。指導医の先生方と病棟のスタッフの方々にご助力頂きながら、何とか主治医としての責務を全うすることができたのではないかと思います。担当した患者さんがよくなって退院された時は、今までの研修では味わったことのない達成感がありました。また、ご高齢の方の割合が多く、発熱や食事摂取不良など入院中の様々なプロブレムが起こりやすい中、日々の診察や看護師さんとの情報共有で注意深く変化を見てゆくという基本に今一度立ち返ることができました。

 この1ヶ月間で得た貴重な経験を今後の診療に生かし、患者さんとそのご家族から信頼していただけるような医師をめざしていきたいと思います。
末筆ながら、コロナ禍にもかかわらず関東地域からの地域医療研修を快く引き受けて下さった院長先生はじめ、ご指導いただいた先生方、多方面でサポートして下さったスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。

自治医科大学附属病院 臨床研修医 大泉泰彦(研修期間R3.12.6~R4.1.9)

自治医科大学附属病院 臨床研修医 大泉泰彦(研修期間R3.12.6~R4.1.9)

 「医療の谷間に灯を」、という言葉は、私が研修をしている自治医科大学の建学の精神になっている言葉です。この研修を通して、地域医療の特性を学ぶことができたこと、また、多くの人に支えられ、ときに励ましの声をいただきながら1カ月という期間のなかで医学的にも人間的にも着実に成長できたと実感しています。
 初日の挨拶と院長との面談も早々に初めに外来でみた患者は、施設入所中の方でAf、心不全、尿路感染症で入院させることになりました。慣れない院内ルール(手書きの指示書やオーダー用紙、復券など)と仕様の違う電子カルテに苦戦しながら、急変時の延命処置に関する同意を得て、バタバタ入院手続きを進めたのをついこの間のことのように思います。
あがの市民病院では、➀主治医として入院診療を行うこと、➁外来診療を行うこと、➂地域病院の救急当番業務を行うこと、が研修の主たる義務として挙げられており、そのいずれも、私にとって未経験なことであり、その経験は大きな財産になりました。
 入院診療では、がんの告知、BSCの同意を家族から得る場面など主治医としての責任の重さを痛感するとともに、治療方針を決め、定めた退院目標に向かうまでに、日々の診療はチーム医療で成り立っているという、当たり前ですが医療の本質としての側面に気づかされました。また、医師にとって診断・治療方法の決定に占める割合は大きいですが、一方で「病気ではなく人を診る」と言われるように、その病気が日常生活に及ぼすインパクトや学校・仕事、今の生活は続けられるのか、サポートを誰かから得られるのか、金銭的心配はあるか等、その患者をとりまく社会的背景まで想像を膨らませることを忘れてはならないことを学びました。内科一般外来では初診外来特有の性質に悩まされました。つまり、検査をどこまでするのか、帰宅させて良いのか、今後のフォローはどうするのか、といった点を適切に判断しなければいけないところです。時間的制約がある中で、うまくコミュニケーションを取りながら過不足なく情報収集を行い、必要な検査、治療介入を行い、初診外来後フォロー、継続外来へと適切につなげ、そのなかで、患者背景を考慮した治療目標の最適解を出さなければならない点に難しさがありました。その点、本研修を通して、外来診療の基本的な姿勢と社会背景まで考えた診療の必要性について学ぶことが出来たと思います。他にも、訪問診療や介護保険主治医意見書作成など貴重な経験をさせていただきました。
 最後になりますが、藤森院長をはじめ指導医の先生方、コメディカル、病院スタッフのみなさま、さらには地域の皆様のおかげで充実した研修を送ることができました。実力不足で多々ご迷惑をおかけしましたが、ここで培った知識・経験はこれからの診療に活かして参りたいと思います。1カ月間ありがとうございました。


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あがの市民病院

〒959-2093
新潟県阿賀野市岡山町13番23号
Tel:0250-62-2780(代表)
Fax:0250-62-1598

電話予約受付時間:月曜日~金曜日
午後2時30分~午後4時30分まで

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