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研修医記録

関東労災病院 臨床研修医 (研修期間R6.5.6~R6.6.2)

 あがの市民病院で地域医療研修を1カ月間経験させていただきました。短い間ではありましたが、研修で特に学びを得られたことや、印象に残ったことをここに記載いたします。
 日々の一般外来では、さまざまな主訴で患者さんが来院されました。研修元施設で外来をするのは救急外来が中心であり、目の前の患者さんの緊急性を評価することがほとんどで、緊急性に乏しい病態や、経時的なフォローを要する例は全く経験がありませんでした。そのため、初診で来院された患者さんを自身の外来で再診し、治療効果を体感する流れがとても新鮮に感じました。上級医の先生方には外来の隙間時間を縫って丁寧にご指導いただき、救急外来で求められるものとは異なる一般外来診療の形を、わずかながら吸収できたと感じています。また救急外来では、限られた資源・マンパワーの中で必要十分な検査を選択し、方針決定することが求められ、普段何気なくオーダーしていた検査項目を改めて見直すきっかけとなりました。
 病棟につきましては、外来で診察した患者さんが入院した際に、自身が主治医となって引き続き診ていく研修が非常に印象的でした。研修元施設では、救急外来から入院となった場合には当該診療科の先生方にその後の加療を引き継いでいただくのが基本的な流れであり、逆に入院として受け持つ患者さんは、入院後に初めて顔を合わせるということも少なくありませんでした。あがの市民病院では、外来でのファーストタッチ、入院から退院まで文字通り全て自分が受け持つことになるため、良い意味で緊張感と責任感を持って日々の診療に取り組むことができました。病棟管理においてもバックアップの先生がついてくださり、些細なことであっても困った時に相談しやすい環境が整っていました。自身が主治医となって診療にあたるからこそ、今までに勉強不足だった部分に手が届き、その都度自己学習し、次につなげる良いサイクルが研修の中で生まれたと考えています。
 医師だけでなく、看護師さんをはじめとするメディカルスタッフの方々や、事務の方にもお世話になりました。慣れない土地、初めての施設で、研修開始時は右も左もわからない状態でしたが、スタッフの方々は暖かく接してくださり、研修の大きな支えとなりました。車を30分程度走らせれば新潟市内まで気軽にアクセスでき、のびやかな環境で、気候にも恵まれ、休日や勤務終了後には新潟ならではのグルメや観光地を楽しむことができ、大変よい思い出になりました。
 最後に、本研修で関わりを持たせていただいたすべての医療職・事務職・関係者各位に厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。

新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医 嶋田厚希 (研修期間R6.1.29~R6.3.31)

新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医 嶋田厚希 (研修期間R6.1.29~R6.3.31)

 約2ヶ月間、あがの市民病院で研修させていただきありがとうございました。当院での研修は私にとってあまり経験したことのない内容が多く、今後の医師人生に大変役に立つだろうと感じました。
 まずは高齢患者さんとの関わりです。私は当院で研修するまでは、大学病院、二次救急市中病院で研修を行ってきました。それまでの病院でも高齢患者さんと関わることはもちろんありましたが、70代、80代の患者さんがほとんどでした。しかし、当院に来てからは90代、時には100歳を超える患者さんとも接することが多くなりました。主訴のはっきりしない患者さんや、治療効果がなかなか現れない中でどこをゴールとするかなど、今まで接してきた患者さんとはまた違った対応が必要だったように感じます。ですが、高齢患者さんとの関わりはこれから先ますます増えていくことだろうと思いますので、当院での研修経験は有益なものになるだろうと考えております。
 次に患者さんのご家族との関わりです。これまでの研修では患者さんを担当することで本人との関わりは十分にありましたが、そのご家族との関わりはあまりなかったことに気づきました。当院での研修が始まってからは患者家族との関わりも増えました。入院経過の報告や今後の回復が難しい患者さんの現状を正確に伝えてその上で治療のゴールをどこにするか家族の意向を確認するなど、良い報告のときはご家族も笑顔を浮かべてくれましたが、そうでない報告のときはご家族の辛そうな表情を見ることになりました。ですが、どちらの経験も医師にとって必要なものであり、必ずしも治療が上手くいくわけでないと自分の身で経験することができました。
 あがの市民病院での研修は私の中で、どことも被らず期間の最後まで学ぶことの多く有意義な時間を過ごせたと思います。

新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医 木村胤元 (研修期間R6.1.29~R6.3.31)

新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医 木村胤元 (研修期間R6.1.29~R6.3.31)

 2年間の研修修了がみえてきた1月末よりあがの市民病院で地域医療研修を開始しました。それまでは大学病院と地域中核病院で研修してきましたが、それらの病院とは全く異なる、そして実りある経験が積めたと実感しております。
 あがの市民病院での研修を終えて感じることは、『医学だけでなく医療を学ぶことができた』ということです。それまでの研修では、各臓器ごとの診療科で専門知識を身につけ、病態に対してどのように医学的介入を行っていくかといったことが学びのメインでした。疾患に対する理解を深め、最新の治療を知るという経験は大きな財産となりました。しかしそれだけでは地域住民の健康を守る医療は成立しないということを、あがの市民病院で痛感しました。地域住民にはそれぞれの性格があり、家庭事情があり、価値観があります。目の前の患者が、どんな環境で生活しているのか、どんな医療を求めているのかを考え、それに応えるためにどんな医療資源が使えるのかということについて検討する機会は、研修医二年間のうちでここでしか得られないものでした。患者をとりまく『医療』全体を構成する術を学ぶことができたのは何事にも変え難い経験です。そして、医療を成立させるためには自分が考えている以上に多くの医療・介護スタッフの連携が欠かせないということについても気付かされる研修となりました。『チーム医療』と言葉にするのは簡単ですが、各スタッフがそれぞれの専門性を生かし、調和をとりながら作り上げたものを患者へ提供するというシステムは、診療のなかで経験しなければ本当の意味で理解できないものだと感じました。あがの市民病院での研修はたった二ヶ月でしたが、この二ヶ月が今後の診療に強く活かされると確信しています。院長をはじめとした指導医の先生方、外来病棟スタッフ、そのほかの病院スタッフ、阿賀野の医療保健介護を支える全ての方々に御礼申し上げます。

関東労災病院 臨床研修医 鈴木孝之介 (研修期間R6.2.5~R6.3.3)

関東労災病院 臨床研修医 鈴木孝之介 (研修期間R6.2.5~R6.3.3)

 この度は1か月間、あがの市民病院で研修をさせていただきありがとうございました。ご指導いただいた先生方や看護師の方々。業務のサポートをしていただいた事務の方々にはとても感謝しています。
 私自身2月に研修させていただいたので、関東ではめったに降らない雪にとても不安を感じていました。しかし研修期間中に積もるような雪はほとんど降らず車の雪下ろしをしたのも2~3回、むしろ雨の方が降っていました。看護師さんに聞くとやはり今年の冬はかなり暖かかったようです。
 あがの市民病院では主に初診外来業務とその際に入院が必要になった患者さんの主治医としての役割を担いました。これまでの研修で主治医として患者さんに接することがなかったので正直私にできるのかあまり自信はありませんでした。ですが病院スタッフの厚いサポートや地域の特性柄穏やかな患者さんが多いということもあり1か月間大きな問題なく診療にあたることができました。
 夜間当直では、救急車の受け入れを責任をもって行うことができました。私が普段勤務している病院では救急車の受け入れを断っても車で10分以内のところに受け入れてくれる病院が複数あるため、受け入れを断ってもそのどこかしらの病院を受診することができます。しかし、あがの市民病院ではもし断ってしまうと30分以上離れた市外の病院に受け入れてもらう必要があり、それだけ時間がかかってしまうと病院を受診するまでに患者さんの容態はどんどん悪化していってしまいます。そのため、救急搬送依頼はできる限り断らないように意識することが地域医療においては重要であると学ぶことができました。
週末や休日は新潟ならではの食事・観光を楽しみました。私自身、学生時代に東医体で月岡温泉に毎年お世話になっていたのでこの機会に訪問し懐かしさを感じつつも、数年の間で観光地として整備が進んでおりとても驚きました。新潟と言えば海鮮・米・日本酒などがパッと頭に浮かんだので海鮮系の居酒屋や寿司屋には何度も行かせていただきました。また新潟の方々はラーメンにかなりの食費をかけるというニュースを拝見し、私自身もラーメンが好きなので何軒か行かせていただきました。週末ということもありかなり混雑していましたが、混雑するのも納得の一杯をいただくことができました。
 最後になりますが、このたびはあがの市民病院で多くを学ばせていただくとともに休日も含めて大変充実した1か月間を過ごすことができました。新潟で過ごした1か月間を今後の人生に活かしていけるよう日々精進していきます。本当にお世話になりました。

自治医科大学附属病院 臨床研修医 H.M(研修期間R6.1.8~R6.3.3)

 この度は、2ヶ月間の地域臨床研修を受け入れてくださり誠にありがとうございました。そして熱心にご指導してくださった先生方、病棟や外来でたくさんサポートいただいた看護師やスタッフの皆様、親身になって日々気にかけていただいた事務の方々、関わってくださった全ての皆様に心より感謝申し上げます。
 あがの病院での生活は1月からスタートしました。新潟へ移動した初日に大雪に降られ、冬の新潟の洗礼を受けたのを覚えています。大学時代の6年間東北地方で過ごしていたので、毎日雪かきしていた日々がとても懐かしく思いました。
 日常生活面では、休日には新潟の美味しい海鮮やタレカツを食べて、温泉地巡りなど充実した生活を送ることができました。中でも新潟のお米と日本酒は格別で、アパートの炊飯器で炊いたお米が非常に美味しく感動しました。2ヶ月を通して新潟の魅力をたっぷり味わうことができました。唯一、佐渡島に行けなかったのが心残りなので、ぜひまた観光しに再訪したいと思います。
 仕事面では、当院の一般内科の初診外来と発熱外来を担当させていただきました。普段は大学病院で研修しておりますが、研修医が日常的に外来業務をこなすことは非常に少ないため、当院に来てすぐは毎日が刺激的で目まぐるしく過ぎた印象です。また大学では多くのの患者様が診断のついた状態で治療目的に紹介されてくる場面が多いですが、外来では逆に症候から診断を考えるという場面がほとんどであり、患者様の訴えから適切な検査を実施し、診断から治療介入まで行うという一連の流れがとても貴重な経験であり大変勉強になりました。入院加療が必要な患者様は主治医として病棟管理も診させていただきました。具合が悪く入院した患者様が元気に帰っていく姿や治療が奏功して患者様やご家族から感謝いただくことは医師冥利に尽きると改めて思いました。一方で、診断に難渋する患者様や全身状態がなかなかすぐれない患者様もいて、自分の未熟さを痛感し、医師としてより一層努力が必要だと実感しました。また指導医の先生方に日々ご教示いただきながら診療を進めていく中で、病気の型にはめて診療することも大事ですが、「病気を診ずして病人を診よ」という言葉があるように患者様一人一人に寄り添った医療を提供することの大切さを学びました。
 最後になりますが、この2ヶ月間支えてくださった全ての皆様にこの場をお借りして改めて感謝申し上げます。ここでの研修を活かして一人前の医師になれるよう今後も精進してまいります。3ヶ月間本当にお世話になりました。
 あがの市民病院の益々のご健勝をお祈り申し上げます。
 

関東労災病院 臨床研修医 M.H (研修期間R6.1.4~R6.2.4)

 この度は約1か月間にわたり、あがの市民病院で地域医療研修をさせていただきありがとうございました。ご指導していただいた先生方、親身になってサポートしてくださった外来および病棟の看護師・コメディカルの方々、気持ちよく働けるように気遣っていただいた事務の方々、この1か月間、関わってくださったすべての方に感謝申し上げたいと思います。あっという間の約1か月間の感想を以下に述べたいと思います。
 阿賀野市に来るのは初めてでしたが、実は私の父の実家が南魚沼にあることもあり、幼い時から新潟には縁がありました。“ヤスダヨーグルトがとてもおいしいこと”、“上越新幹線で上毛高原駅に向かう途中のトンネルを抜けると一面の雪景色に変わること”、は幼い時からとても印象に残っていることでした。1月3日に阿賀野市に到着した時の冬の空気のにおいは初めて来る場所なのになぜか少しなつかしさを感じました。
 私があがの市民病院で担当させていただいたのは主に内科外来と発熱外来、そしてそこから入院となった患者様の主治医となり診療にあたることでした。外来診療は初めての経験であり、脂質異常や血糖異常などの検診異常で受診される方や、施設や他病院からの紹介で来院される患者様まで多種多様でした。いわゆる生活習慣病の診療はありふれたものでありながらほとんど経験したことがなかったので、適切なフォローのタイミングはいつか、どこまで精査を行うか、薬物療法を導入するか、など多くのことで躓き大変ではありましたが、多くの先生方のご指導によりたくさんのことを学ぶことができました。
 入院診療にあたっては、疾患にフォーカスするだけではなく、患者様が退院した後の環境を調整することも主治医として経験させていただきました。患者様や家族の方々の意思や希望に耳を傾け適切な選択肢を提供し、地域の中でいかに生きていくかを多職種含めて一緒になって考えることこそチーム医療であり、実践できたことはとても貴重な経験になりました。
 救急外来では当直帯で重症患者を大学病院に搬送するという貴重な経験をさせていただきました。私の所属する病院とは異なり、医療リソースが限られる中でいかに簡便な検査で患者状態を把握し、適切な評価、適切な医療機関への転院打診、そして搬送するという今までに経験したことないことをすべて主体的にやらせていただきました。自分自身の経験不足と勉強不足を痛感する場面でもありましたが、救急体制が異なる病院で救急当直を経験したことは今後の医師人生に生きてくると思います。
 来年度から小児科を専攻します。成人の患者様の診療にあたることは少なくなると思いますが、あがの市民病院で経験させていただいた一般内科診療は医師の基本であると私自身思います。今後も自己研鑽に励み、皆様から信頼される医師を目指します。このたびは約1か月間お世話になりました。本当にありがとうございました。

自治医科大学附属病院 臨床研修医 A.J (R5.11.6~R6.1.7)

 この度は2ヶ月間に渡り、地域医療研修を受け入れて頂き誠にありがとうございました。
 この2ヶ月間の研修では、主に日々の外来業務と入院患者様の主治医を担当させて頂きました。外来では、初診および発熱の患者様を診察し、主訴から問診・身体診察・検査を能動的に行い、適切に鑑別を絞っていくプロセスを研修しました。この過程は難しいながらも自己成長に結びついている実感が得られました。特に適切と考えた診断、治療を行なった後に、患者様の経過が良くなっていく経過を外来で確認していく過程は、医師としての冥利に尽きる瞬間でした。一方で人員、資源的なリソースが限られている中で、院内での治療をどうマネジメントしていくのか、高次医療機関への搬送が必要か否かの判断を迫られる瞬間も多々ありました。そのような場面で改めて医師としての自覚が強く芽生え、患者様に適切な治療を提供しなければならない責任感を強く感じました。
 外来で入院が必要だと判断した場合はそのまま自身が主治医として担当することになります。自治医科大学病院での研修は、複数人の医師がチームとなって、入院患者様を担当していました。チームであっても一員として責任感を持って診察に当たっていたつもりでしたが、あがの市民病院では自分が主治医であり、責任の重さを、より強く自覚していたように感じます。治療方針の決定からご家族、本人への病状説明など全てを自分で決定していかなければいけないため、分からない事は自分でよく勉強したり、他の先生に相談したりの日々だったと記憶しております。大変でしたが、その分経過が良くなった時の喜びはひとしおで素直に頑張ってよかったなと思う事が多かったです。
 病院外の生活においては、新潟県の風土と食事を存分に満喫できました。生まれ育ちが北陸地方だったため、冬の曇天模様や雪景色にも非常に懐かしさや安堵を覚え、勤務の疲れを十分に癒してくれるものとなりました。同じく研修に来ていた同期の先生方とも温泉や食事、様々な場所に観光に行けたのも本当にかけがえのない経験となりました。
 最後になりますが、病棟・外来のスタッフの皆様方、および院内の先生方にもカルテの使い方から診察面でのご指導など多岐に渡り、大変お世話になりました。改めて感謝申し上げます。今後は医師3年目を迎え、専門の道に進んでいく事になりますが、今回の研修で得た知識・経験を活かし、患者様のために邁進していく所存です。2ヶ月間本当にありがとうございました。

関東労災病院 臨床研修医 H.T 研修期間(R5.12.4~R5.12.31)

 1ヶ月間、あがの市民病院で研修をさせていただきました。
 私の平時の所属病院とあがの市民病院での研修には大きな違いがいくつかありますが、最も大きな違いは、自分が主治医となって医療に携わったことであったかと思います。普段の研修においては、入院診療は指導医のもとで行い、指導医の決定する方針ありきの医療を行う、という場合が殆どです。ところが当院の研修においては、研修医が名実ともに「主治医」として患者さんの診療に当たることになり、先生方は指導医という立場から見守っては下さいますが、基本的には我々研修医が治療方針を立案し、実行することが認められています。実際に自ら主体的に診療に携わってみて、これまで学んできた知識や経験を生かせている、と感じることもありましたし、一方で知識を現実の診療に結びつけることの難しさや、そもそもの自らの知識不足を実感する場面も多々ありました。勉強はただ講義を聞いたり教科書を読んだりするよりも、自分の頭で考え、必要な情報を集め、実際に手を動かす方がよく身につく、というのがかねてよりの実感でありますが、実際にそれを裏付けるかのような1ヶ月間であったと感じております。まだまだ(恥ずかしながら)半人前だな、というのが1ヶ月間の研修を終えての率直な感想でありますが、そんな自分にも患者さんは「いつもありがとうございます」と言葉をかけて下さり、それは充実感と共に、患者さんの期待に応える診療を提供する責任を、今まで以上に強く実感した瞬間でありました。
 ここ阿賀野市での生活そのものも、貴重な経験となりました。東京で生まれ、東京で育った自分にとって、中規模の地方都市で生活を送るというのは初めての経験でありました。自炊能力皆無の自分は、普段から毎日の夕食でどこのお店に行くか、結構丁寧に考えて選んでいるところがあるものですから、阿賀野市に到着した日の夕方、UberEatsで検索をかけて1件もヒットしなかった時はどうなることかと思いましたが、結果的にこの1ヶ月間で、非常に美味しい食事を提供してくださる地元のお店に多数出会うことができました。その他生活面でも、自転車さえあれば一先ずは生活に不自由しない程には各種施設が充実しており、一方で退勤後や休日に少し足を伸ばせば、大都市新潟に出ることもでき、個性豊かな温泉の数々に入って休息を取ることもできました。弾丸行程ではありましたが、休日を使って日帰りで初めて佐渡島を訪れることができたのも貴重な思い出です。休日の朝、水原駅から新津に向かう列車が、8時40分発を逃すと昼まで来ない(バスはあるものの)点にだけは最後まで閉口しましたが、そこさえ除けば大変充実した生活を送ることができました。実際にこの地域の暮らしを経験して、その肌感覚を地域の患者の皆さまと多少なりとも共有することも「地域医療研修」の一環であったかと解釈しております。
 あがの市民病院での研修においては、大変多くの方々にお世話になりました。見知らぬ土地で慣れない自分を研修初日から温かく迎え入れていただき、日々の外来診療を手厚くサポートしてくださった外来看護師の皆さま、お忙しい中指導医として親身に助言を下さった先生方、不慣れな自分の病棟業務が円滑に進むようサポートいただいた病棟スタッフやコメディカルの皆さま、診療・事務作業についての相談から仕事終わりの飯や温泉に至るまで、1ヶ月間苦楽を共にしてくれた(加えてことあるごとに車に乗せていただいた)研修医A先生、その他研修を支えてくださったすべての方に、心よりお礼申し上げます。
 1ヶ月間、本当にありがとうございました。

関東労災病院 臨床研修医 和田竜太朗 (研修期間R5.11.6~R5.12.3))

関東労災病院 臨床研修医 和田竜太朗 (研修期間R5.11.6~R5.12.3))

 4週間、あがの市民病院で地域医療研修をさせていただいた感想を以下に述べさせていただきます。
 4週間の地域医療研修では、普段の研修では学べないことを多く学ばせていただきました。
 まず、内科外来です。高血圧や脂質異常症、肝機能異常などの健診異常から、肺炎や胆嚢炎などの入院適応疾患まで、幅広い疾患を経験させていただきました。普段、外来といえば救急外来の経験しかなかったため、お会いしたその一時点だけに携わる救急外来と、初診後も長くフォローしていかなければならない一般外来とのギャップに悩まされました。患者さんが自宅に帰ってから何かあれば、自分の外来に受診依頼が来るという環境の中で、どこまでその日に検査をするのか、すぐに治療介入を開始すべきなのか、帰して良いのかなど考えたことはとても良い経験になりました。自身の外来に再診予約を入れ、経過を確認することで、提供した医療が適切であったのか、そうでなかったのかを確認できたことは、医師としての喜びを感じたり、反省したりする貴重な機会でした。
 次に、病棟業務です。輸液や内服の処方、指示簿記載、抗菌薬選択、食事開始のタイミング、患者や家族への病状説明、退院調整などすべてのことを自分で決定しなければならない立場を経験させていただきました。普段の研修では、主治医ではないため、なかなか当事者意識を持てない場面が多くありますが、今回主治医となり、当事者意識を強く自覚することができました。その中で行う判断には、大きな責任が伴うため、自分でよくよく調べながら判断することの連続であったことを鮮明に記憶しております。その責任の重さの分、患者や患者家族からの感謝もダイレクトに感じることができ、医師としての喜びを感じられたことも大変嬉しかったです。
 新潟の食文化や自然も存分に味わいました。南国育ちの私にとって、新潟の冬はとても寒かったですが、お米、海の幸、日本酒などをいただいたり、瓢湖の白鳥、紅葉、田園風景などの自然を肌で感じたりなど、大変良い思い出となりました。
 振り返ってみると、本当にあっという間の1ヶ月でした。外来症例においても入院症例においても、バックアップの指導医の先生が常に付いてくださっていたことは大変勉強になりましたし、支えとなっておりました。今回の経験を、きっとこれからの医師人生に活かせるであろうと確信しております。
 最後になりますが、指導医の先生方、コメディカルの方々、地域医療・連携センターの方々、事務のスタッフの方々に厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

関東労災病院 臨床研修医 (研修期間R5.11.6~R5.12.3)

 この度は1ヶ月間にわたり、地域医療研修の機会をいただきまことにありがとうございました。
 研修期間中は主に一般外来・発熱外来での診療と、入院中の患者様の主治医を担当させていただきました。救急外来での勤務は経験があるものの一般外来での診療は初めてであり、どのようなスピード感で、どのような順番で疾患を除外していくのか、また、入院や再診の判断基準はどの程度なのかなど、これまでの研修とは異なる点ばかりで戸惑うことも多かったように思います。特に、検診異常や生活習慣病など非緊急の病態に対してのアプローチを学ぶことができ大変勉強になりました。また、外来から入院となった患者様についてはそのまま主治医として入院中も担当をさせていただきました。検査や方針決定に悩むことも多く、指導医の先生にご相談することも多々ありましたが、主治医として患者様の病態をアセスメントし、治療にあたることができたのではないかと思います。加えて、病状説明や退院調整などご家族や施設の方と関わる機会も数多くあり、貴重な経験となりました。患者様の退院後も外来で再診を行い、外来→入院→退院→外来の流れについて実経験を伴いながら学ばせていただいたと感じております。その他、訪問診療への同行や介護医療院・五頭の里を見学したり、病院祭を覗いたりなど、地域医療の拠点となり地域の方々と関わるあがの市民病院の姿を拝見する機会が多々あり、地域医療についてより理解が深まったのではないかと思います。
 また、業務終了後や休日には新潟県内各地へ赴きました。時には研修医同期と、時には一人で院内の皆様に教えていただいたおすすめスポットを巡り、公私ともに充実した1ヶ月となりました。中でも、佐渡へ向かうフェリーの中で医師人生で初めて「お客様の中に医師の方はいますか」に対応したことは非常に印象に残っています。備品のない中でできる初期対応を行い現地の救急隊に引き継ぐという初めての体験で、業務外の時間でありながら実りある経験を得られたと感じています。
 最後になりますが、指導医の先生方、コメディカルや職員の方々に心から感謝申し上げます。慣れない施設での研修でありご迷惑をおかけすることも多々あったかと思いますが、皆様方のご指導・サポートでなんとか1ヶ月の研修を終えることができました。あがの市民病院で得た経験を糧に、今後も医師として精進して参る所存です。

関東労災病院 臨床研修医 森本 啓太(研修期間R5.10.10~R5.11.5)

 2023年10月の4週間、あがの市民病院にて臨床研修をさせていただいた。思い出や感想を記録する。
 10月9日、研修開始の前日に上越新幹線で新潟駅に降り立ち、そこからレンタカーを20km走らせて阿賀野市に到着した。その日は同じく関東労災病院から来ていた研修医と、旦飯野神社にて1か月が実りあるものになること(および交通安全)を祈願した。
 あがの市民病院での研修目標は、一般外来診療と地域医療とされている。我々は毎日の内科外来または発熱外来を担当した。普段の勤務先では外来とは即ち救急外来であり、もっぱら緊急性があるか否かに焦点がおかれる。もちろん緊急性の評価は常に重要なのだが、健康診断異常など緊急ではないが対応すべきプロブレムへの考え方を学ぶことができた。また、救急外来は一期一会的な側面が強いのに対し、ここの内科外来では内服薬を処方して後日効果を判定する、などの評価の仕方を学ぶことができた。
 そして、ときに外来患者がそのまま入院になり、私が主治医となることもあった。主治医森本啓太である。患者の主病態、併存疾患、初期治療、治療効果の評価、評価後の計画変更などを頭の中に描きながら入院診療を進めた。普段の職場での入院診療では、どうしても上級医の評価や治療方針をなぞらえることに甘んじてしまいがちである。月並みではあるが、自分が決定する立場になったが故の学びが大きかった。患者の様子を日々診に行く、患者や家族に病状説明をする、指示やオーダーを見直す、俗に主治医感と言われるものが身についたのではないかと思う。もちろん、治療に困った時は上級医に相談しやすい環境であり、たびたび助言をいただいた。先に述べた外来診療と、この入院診療を経験し、地域医療研修としての目的は果たされたものと考える。本来であれば神社にお礼参りに行かねばならないところである。
 最後になりますが、研修のサポートをしていただいた指導医・メディカルスタッフ・事務職員の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。これから厳しい冬を迎えることと思いますが、皆様どうぞご自愛ください。

関東労災病院 臨床研修医 T.S(研修期間R5.10.10~R5.11.5)

 まず初めに、地域医療研修医として1ヶ月間お世話になった指導医の先生方、コメディカルのスタッフ、事務の皆様に心よりお礼申し上げます。慣れない地での研修で、いくつかのご迷惑をかけたこともあったかと思いますが、皆様のご協力のおかげで無事に研修を終えることができました。診療だけでなく、新潟での生活においても大変お世話になり、有意義な日々を過ごすことができました。どうもありがとうございました。
 次に、研修内容とその感想について述べさせていただきます。研修医の主な業務は、内科外来診療、病棟業務、そして当直での救急患者への対応でした。特に、一般内科の外来診療に関しては、関東労災病院での研修では経験がありませんでしたので、最初は多くの疑問が浮かんでいました。救急外来での診療は行っていましたが、一般外来では患者の受診目的が多様であることに最初は戸惑いました。また、救急外来とは異なるアプローチや診療方針があり、患者の診療プロセスを新たに習得する必要がありました。救急外来では、速やかな対応が必要であり、病状や疾患の重要性に重点を置きます。その後の診療や治療は専門科に委ねられることが多いです。一方、一般内科では、緊急性の高い疾患の鑑別が必要ですが、緊急なケースに遭遇する確率は救急外来よりも低いため、一般的な疾患の鑑別が主要です。また、内科外来では、時間的な幅広さがあるため、患者の生活やスケジュールに合わせた診療アプローチを選択する必要があります。このような選択をするために、長期的な視点を持つ能力が求められます。病態をリストアップし、各疾患の進行に関する知識を持つことで、数週間または数ヶ月後の再診でも病態が大きく悪化する可能性が低いかどうかを判断します。非特異的な症状の場合、繰り返しの診察と検査が診断の鍵となることもあります。1ヶ月という短い期間では、まだまだ自己の能力不足を感じていますが、長期的な視点の重要性を理解できたことは今後の診療においても非常に有益であったと思います。
 病棟診療では、入院患者の主治医として診療を行いました。関東労災病院での病棟診療では指導医の先生が主治医であり、研修医はそのサポートを行う役割でした。当院では主治医としての責任を感じる機会があり、外来診療と同時に対応しなければならない場面も多く、非常に勉強になりました。
 指導医の先生方は、外来も病棟診療も気軽に相談でき、フィードバックを頂きながら診療できました。カルテの取り扱いや病院特有の規則など、指導医やコメディカルの皆様に助けられながら業務に取り組むことができました。
 地域医療研修の目標は「地域医療の理念を理解し実践する」ことです。あがの市民病院での研修を通じて、地域の方々と深く関わる機会が得られ、地域医療の役割について学ぶことができました。あがの市民病院での研修で得た経験を活かし、今後も医師として精進してまいります。

新潟市民病院 臨床研修医 渡邉航太(研修期間R5.9.3~R5.10.28)

新潟市民病院 臨床研修医 渡邉航太(研修期間R5.9.3~R5.10.28)

 2ヶ月間、あがの市民病院で研修をいたしました。コロナ第9波の感染拡大が阿賀野市内でもみられている中でのスタートであり、慣れない環境で多忙な毎日を過ごしました。それでも、この期間は非常に有意義な経験となりました。研修期間中、受診する患者の居住する地域の特性や、家族構成、社会背景などを常に意識して診療にあたり、病状の診断や治療に留まらず、どのようにすれば患者の日常生活に戻れるのかを考える機会が豊富でした。このようなアプローチから、医療が単なる病気の治療だけでなく、患者の生活全体を支えるものであることを実感しました。
 この研修期間で特に学んだことは次の2点です。1点目は、コモンディジーズの適切なマネジメント方法です。私の所属する研修病院は高度な専門的医療を提供することを目的としており、緊急性の高い症例に対応する機会が多かったため、帰宅した外来患者の経過を知る機会は限られていました。しかし、地域研修では、自分自身が「かかりつけ医」となり、一度診療した患者の症状の経過や、後日新たな健康問題が生じた場合にも受診いただく機会を得ました。これにより、患者のその後を知ることができ、症状の変化を細心の注意で観察し、医療行為の結果がどのように患者の健康に影響を与えるかを短い期間でしたが追跡することができました。まさに、地域住民の健康への貢献を肌で感じられました。
 2点目は、患者と医師の信頼関係の確立です。初診内科外来を主に担当する中で、初対面の患者との信頼関係を築くことが不可欠でした。診断や治療だけでなく、患者の感情的な側面や思いに耳を傾け、継続的な診療に焦点を当てました。また、入院患者との関わりでは、主治医としての責任感を持ち、病状説明を丁寧に行いました。医療という不確実性がある中で、分からない点も含みながら誠実に説明し、患者家族の不安が増さないよう、細心の注意を払いました。これらのプロセスを通じて、信頼関係を築く方法を学び取ることができました。
この研修期間を通じて、地域医療の基本的なニーズを実際に理解し、地域中核病院の重要性やかかりつけ医の役割についての深い洞察を得ることができました。今後の臨床研修において、これらの経験を生かし、今後の臨床研修にもより一層励みたいと思います。
 最後に、この研修期間を支え、指導していただいたすべての方々に心から感謝申し上げます。

関東労災病院 臨床研修医 香月俊吾(研修期間R5.9.4~R5.10.1)

関東労災病院 臨床研修医 香月俊吾(研修期間R5.9.4~R5.10.1)

 生まれは東京で、大学は横浜であり、地方都市とは無縁な生活を送ってきた私にとって、地域医療研修が新潟であると聞いたときから楽しみにしていた1ヶ月。東京駅から新幹線で2時間、新潟駅に着いた。ここが新潟か。初めて足を踏み入れる地に心躍った。病院へは駅からタクシーで来るように言われていた。タクシーに乗り込むとすぐに田園風景が目に飛び込んできた。一面金色の世界の中にただタクシーだけが走っていた。純白な外観で存在感のある建物が突如現れた。タクシーはおもむろにスピードを落とした。ここがあがの市民病院か。ここで1ヶ月間研修するのかと身が引き締まった。ふと周りを見渡すとコンビニというものはなく、あるのは病院目の前のアオキというドラッグストアのみ。絶望した。Googleマップで検索しても定食屋もない。普段は外食もしくはUber Eatsしかしていない私にとって死活問題だった。歩いて15分、原信というスーパーに行ってみることにした。折角の機会だ、自炊を始めてみようか。もやしを炒めるところからスタートしたが、次第に料理すること自体の楽しさを覚え、いつしか毎日自炊をしている自分がいた。原信に行き食材を手に入れ家に帰り作り食べる。それが平日の仕事終わりのルーティンとなった。休日は市内などに出掛け、日本酒を飲み美味しい寿司を食べて新潟を満喫した。へぎ蕎麦、タレかつ丼など新潟名物も堪能した。近くのヤスダヨーグルトYY garden や月岡温泉にも行き、全身で新潟を吸い込んだ。
仕事は、発熱外来か内科外来を担当した。発熱外来の非接触の診察方法は画期的かつ効率的であった。内科外来は、再診予約を入れることで、患者の経過をみることができた。自分の判断や処方の答え合わせとなり、大変勉強になった。何より患者の「良くなりました」という言葉や笑顔は仕事への情熱に火をつけた。また当院では診ることのできない患者を転院搬送することもあり、紹介状の作成や他院との電話でのやりとりなど、多くを学んだ。当直は救急車の応需を判断するという、初めての経験をした。救急隊からの話をよく聞き、トリアージを的確にする必要があった。あがの市民病院の先生はどの先生も優しく丁寧に指導して頂いた。また事務の方も不慣れな地で困惑している私に手を差し伸べて頂いた。この場を借りて厚く御礼申し上げたい。
 新潟という大地、また地域医療の現状について身をもって知ることができた1ヶ月間となった。院長をはじめとして、私に関わってくれた全ての方々に深く感謝すると共に、学んだことをこれからの医師人生に活かしていく決意を胸に、この文章を書き終えることとする。

新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医 井原 嶺(研修期間R5.7.31~R5.9.24)

新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医 井原 嶺(研修期間R5.7.31~R5.9.24)

 「めっちゃ忙しくて大変、、、」これが私の研修1日目に思ったことです。研修初日から外来業務を行い、新規入院患者さんも1人いました。大学とは異なるカルテシステム、初めての外来業務や入院指示、右も左も分からない状況で1日目を乗り切り、へとへとになりながら帰路についたのを今でも覚えています。研修当初は、「あがの市民病院での研修を選択したのは間違いだったかな」と後悔していた私ですが、2か月の研修を終えて思うことは、「まだ研修していたい」です。それは、非常に多くの学びを得ることができ、有意義な2か月だったからだと実感しています。
 あがの市民病院での研修医としての業務内容ですが、大きく分けて内科一般外来と入院業務の2つを担当させていただきました。まず、内科一般外来についてですが、発熱や呼吸苦、腹痛など救急外来でよく診る症状はもちろんのこと、これまであまり経験しなかった高血圧や脂質異常症、高血糖などの生活習慣病や健診異常など、多種多様な患者さんに対応しました。実際に問診から診察、検査、治療方針の決定までの一連の診察を行う上で、非常に悩む症例や状況も多々ありましたが、指導医の先生方のフィードバックや看護師の方々の手助けもあり、徐々に外来業務を上手く回せるようになりました。入院となった際には、研修医が主治医として入院管理を行うのですが、これまでの大学病院での研修では、すでに診断や治療法が決まった患者さんを診ることが多く、主治医としての経験はほぼありませんでした。入院中の治療方針、輸液や栄養管理、ご家族へのIC、退院支援まで主治医として決定しなければいけない難しさを感じましたが、様々な文献や資料を調べ対応した時間は、机上での勉強に比較にならないほど、学ぶことが多く貴重な経験となりました。
 印象に残っている症例としては、walk inでいらした大動脈解離の方です。自覚症状としては胸背部不快感のみの方だったので、緊急性はなさそうな印象でしたが、造影CTで大動脈解離を診断できた時は、見逃さなくて本当に良かったなと安堵したのを今でも覚えています。その際、ご家族に方に言われた「先生のおかげで、命が助かりました」という言葉に、何事にも変えられない喜びを感じると同時に、医師として一つ一つの決断をしていくことの責任の重さを改めて実感しました。
 あがの市民病院での地域医療研修は私の医師人生において非常に貴重なものになったと思います。この2か月で学んだこと、経験を頼りに、これからの臨床研修を充実したものとできるように精進して参ります。
 最後になりましたが、分からないことだらけであった私に対して熱心にご指導してくださった指導医の先生方、優しく、温かく接してくださった看護師の方々、その他コメディカルの方々には深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。今後も新潟県で働くことを予定しておりますので、あがの市民病院で働く機会に恵まれましたら、その際はよろしくお願い致します。

新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医 竹田 盛悟(研修期間R5.7.3~R5.9.24)

新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医 竹田 盛悟(研修期間R5.7.3~R5.9.24)

 7月3日から約3か月間、あがの市民病院で研修をさせて頂きました。研修内容としては、新患外来、発熱外来、病棟業務でしたが、どの仕事も今まで経験したことの無いようなことばかりで非常に新鮮でした。
 というのも、それまでの研修は、指導医の先生に研修医が付いて、指導して頂くという形式でしたが、初めて自分一人の力で患者さんを診るという経験をさせて頂いたからです。指導して頂くのも知識という意味では非常に勉強になりますが、やはり実際に自分が主治医として方針決定していく過程でしか学べない実臨床の微妙なさじ加減があるのだと思います。もちろん方針等に関して判断に苦慮する場面が多々ありましたが、その際は先生方に相談し、助言をいただきました。
 新患外来は、発熱、腹痛、呼吸苦、食欲不振など、外来でよく出会う症候に対して、各種検査で鑑別、診断、治療までの1つのプロセスを形成し、診療に当たりました。当直業務に関しましても、同様にかかりつけの方を中心に研修医の判断で診療させて頂く機会も多く、今後の救急対応に関して、一定の経験と自信を得ることができました。
 発熱外来は、阿賀野市の新型コロナウイルスの感染者が多く、多忙な時もありました。実臨床の上で、逼迫する医療の現状とその最前線を、肌で感じることができ、貴重な経験となりました。
 病棟業務は、自分が外来で診察した患者さんで、入院が必要だった方の全身管理をさせて頂きました。入院した際は体調が悪かった患者さんが、治療の結果元気になって、退院していくのを見るのは、医師としての根源的なやりがいを感じることができました。
 何分外来が忙しい日が多く、朝回診の後、夕方まで病棟の患者さんを見れないということが何度もありました。病棟の看護師さん方には何度もご迷惑をおかけしましたが、優しく対応して頂きました。
 藤森院長を始めとした指導医の先生方、外来・病棟の看護師さん、薬剤師・検査技師さん、リハビリスタッフ、今成さん、その他あがの市民病院を構成するスタッフの方々に心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。3か月間で得た経験を頼りに、さらにこれからの臨床研修を充実したものとできるよう、邁進して参ります。

新潟市民病院 臨床研修医 安藤克海(研修期間R5.7.2~R5.9.2)

新潟市民病院 臨床研修医 安藤克海(研修期間R5.7.2~R5.9.2)

 この度、あがの市民病院で地域医療研修を2か月間経験させていただきました。ご指導いただいた先生方、看護師の方々、その他コメディカルのスタッフの方々のご協力があり、2か月間の研修を実りあるものにできたと感じております。深く感謝申し上げます。
 私が研修している病院では、外来経験は救急外来がほとんどであり、一般外来の経験はほとんどありません。また、3次医療のため、中等症~重症が大多数を占めています。また、入院させても担当科に診て頂くので、入院から退院までという経験もあまりありませんでした。今回の地域医療研修では、患者さん1人1人を最初から最後まで自身で診て・考えて治療を行っていくという経験ができました。主治医としての責任感、医師としてのふるまい方、医学的知識の不足等、未熟さが浮き彫りになりました。外来においては医療的な面以外にも、患者さんやご家族の希望、社会的背景などを考慮し、入院や治療を考えていくことが難しかったです。指導医の先生方のご指導や、みなさまのご協力のおかげで少しずつ成長していくことができたと思います。
 また当直も何回か経験させていただきました。ウォークインで来られる方、救急車で来られる方など様々な患者さんがいました。救急要請の電話対応経験もなかったので、初めは右も左もわからない状況でした。経験していると、かかりつけ病院の病床がないなどの理由のため、受け入れ困難となり、たらいまわしにされている患者さんが意外と多いことに気づかされます。当院かかりつけの患者さんは受け入れるため、他院かかりつけの患者さんを受け入れているとなかなか厳しいのではないかと感じました。また、採血データや画像を比較できないというデメリットも生じます。まず、かかりつけ医での診察で、以前のデータと比較してから入院の可否を決める必要があるのではないでしょうか。地域に根差した医療を提供するためには、各病院の協力も必要だと感じました。
 最後に、院長先生、指導医の先生方、看護師の方々をはじめとするコメディカルの皆様に重ねて感謝申し上げます。わからないことが多く、何度もご迷惑をおかけしましたが、その度に優しく丁寧に教えて頂き、本当に心強かったです。ありがとうございました。あがの市民病院での研修を糧に、今後の研修にも励んでいきたいと思います。

関東労災病院 臨床研修医 大久保柊(研修期間R5.7.10~R5.8.6)

関東労災病院 臨床研修医 大久保柊(研修期間R5.7.10~R5.8.6)

 あがの市民病院で地域医療研修を1ヶ月間経験させていただきました。新しく学習できたことや、印象に残ったことを、ここに記録いたします。
 自施設の研修で外来をするのは救急外来にほぼ限られており、目の前の患者さんの緊急性を評価することは多くあっても、緊急性には乏しいですが重要な、生活習慣病の診療経験は全くありませんでした。あがの市民病院の外来研修では、むしろそういった慢性疾患を診療することが多く、外来を続けて何度も来てもらい経過を診る、というプロセスが新鮮でした。初めてで分からないことが多く、上級医の先生方にはご迷惑をおかけしてしまったこともあるかとは思いますが、丁寧にご指導いただきました。おかげさまで、外来診療の形を自分なりに少しずつ理解していくことができました。
 次に、外来で診た患者さんを、必要時入院してもらい、継続して自分で診ていく研修も印象的な経験でした。なぜなら、普段の救急外来で入院させた患者さんは、入院してからの診療を各専門医にお任せすることが多いためです。逆に入院で受け持った患者さんは、初療時点では自身が全く関わっていないことがほとんどでした。あがの市民病院では、本当の意味で入院から退院までを自身で受け持つことになるため、良い意味で緊張感を持って日々の診療に取り組むことができました。こちらも外来と同様、常に上級医にバックアップしていただけるため、分からないことがあればいつでも質問させてもらえる環境が整っていました。自身で主体的に診療を行うからこそ、理解不足だった部分が浮き彫りになり、それを勉強し補う、という好循環がありました。
 医師だけではなく、看護師さんを始めとするコメディカルスタッフや、事務の方々も優しく接してくださりました。慣れない土地の初めての施設で、右も左も分からない中で、暖かいコミュニケーションを取っていただいたことは、研修の大きな支えとなりました。お勧めの観光地を教えていただき、休日にはそちらで新潟の風土を楽しむこともできたのは、良い思い出です。
 最後になりますが、本研修で関わりを持たせていただいた全ての医療職・事務職・患者様各位に厚くお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医 田島義家(研修期間R5.4.3~R5.7.2)

新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医 田島義家(研修期間R5.4.3~R5.7.2)

 この度は3ヶ月間にわたり、地域医療研修の機会を与えていただき誠にありがとうございました。私は新潟市の出身ではありましたが、阿賀野市に足を踏み入れたことはなく、今回の研修が初めての機会となりました。研修が始まったのは4月3日、薄桃色の桜が咲き誇っていた頃です。緊張の面持ちで出勤しましたが、藤森先生や今成さんをはじめとしたスタッフの皆様が温かく受け入れてくださり、少しずつ業務に慣れていくことができました。仕事終わりには瓢湖を訪れ、夕陽を眺めながら心地よい風と匂いを感じ、自然の美しさを満喫することができました。陽が沈むと、満開の桜並木が下から照らされ、それまでとは打って変わって、華やかな別世界の中にいるようでした。雪解けも終わっており既に白鳥の姿はありませんでしたが、この時期にこの場所に来られたことの幸せを感じました。
 さて、研修医としての業務内容ですが、大きく分けて外来業務と入院業務の二つを担当させていただきました。まず外来については、「内科」という広い枠組みで受け入れた初診の患者を診察しました。高血圧や脂質異常症、高血糖などの生活習慣病から、発熱や腹痛、さらには意識障害など、多種多様な患者を診ることができました。中には進行胃癌や視床出血、敗血症、穿孔性虫垂炎などの重篤な疾患が隠れていることもありました。患者の主訴と病歴を傾聴し、全身の診察と必要な検査結果から、その患者及び家族にとっての問題点を提起し、適切な対応を行うことが求められました。経過観察で良いのか、外来フォローとするのか、入院するのか、あるいは高次医療機関へ転院搬送するのか。バックについてくださる指導医の先生と相談しながら、方針を決めることができました。入院となった際には、研修医が主治医として入院管理を行いました。入院中のICや退院支援に至るまで、全て自分で行うことができるというのは初めての経験になりました。外来診療の合間を縫っての入院業務になるため、忙しいと感じることもありましたが、今となっては充実した思い出の一つです。
 3ヶ月の研修の終わりに、再び瓢湖を訪れました。その日は雲一つない快晴で、透き通るような青い空と、色鮮やかな緑色の草木が生い茂っていました。眩しい日差しと賑やかな観光客の声から夏の訪れを感じ、ここに来ることができてよかったと、改めて思いました。
 最後に、分からないことだらけであった私に優しく、そして温かく接してくださった看護師・スタッフの皆様、熱心にご指導いただいた指導医の先生方に深く感謝を申し上げます。あがの市民病院の益々のご発展を祈念しております。

関東労災病院 臨床研修医 竹尾真(研修期間R5.6.5~R5.7.2)

関東労災病院 臨床研修医 竹尾真(研修期間R5.6.5~R5.7.2)

 地域医療研修の修了に伴い、この期間に学んだこと、新潟の阿賀野という土地で感じたことを以下に述べさせていただきます。
 あがの市民病院では毎日初診外来を担当させていただきました。病歴や身体所見から鑑別疾患を挙げて検査を提出するという基本的な考え方は普段の救急診療と共通していましたが、健診異常や経過の長い慢性疾患の患者さんが多いこと、緊急性の判断や器質的異常の除外だけでなく自覚症状の改善がより重視されることなど、違いも多々ありました。急性期病院の救急外来では「このような症状が出たらまた受診してください」「本日は詳しい検査はできませんが緊急性はないので、一度かかりつけ医に相談してみてください」と伝えて患者さんを帰宅させることがしばしばありますが、「帰宅したその後」を知ることができたのは非常に得難い経験でした。救急外来や健診で指摘された異常が精査され、治療やフォローアップが軌道に乗るまでには医師・患者双方の大変な努力があるということを念頭に、今後の診療にあたりたいと思います。また、基本的に病棟診療のみに集中できる普段の内科研修と異なり、外来をこなしつつ病棟患者さんの主治医も担当するというのは苦心する部分が多かったですが、その分やりがいを感じることができました。外来・入院ともに診療科の垣根を越えて多岐に渡る病態・背景の患者さんを担当させていただき、その中で主体的に治療方針の決定に携わることができたのは、私にとって大きな糧となりました。
 ここまで病院内で学んだことを挙げさせていただきましたが、ひとたび院外に出れば新潟の魅力的な土地柄に触れることができ、これも大変印象的でした。宿舎から程近くに位置する瓢湖には何度か足を運びました。人もまばらな湖畔で美しい水面を眺める時間は、自分にとって大切なものとそうではないものを朧気ながら気づかせてくれるように感じました。平日は外来と病棟を往復して一日が終わり、休日は新潟出身の研修同期に案内してもらって県内の自然や美味しいものを巡り、時々病棟コールに対応するという阿賀野での生活は非常に充実していました。都市部で生活するうちに必要不可欠だと思い込んでいたものは案外代替可能かもしれず、一方で、私はこの1か月間、阿賀野で土地と人の温かさに恵まれたということなのだと思います。
 以上に述べましたように、1か月間という短い間に技術・知識の面でも精神面でも大変多くの学びがありました。あがの市民病院での経験を今後担当する患者さんに還元できるよう、精進して参ります。
 最後に、熱心にご指導くださった指導医の先生方、外来・病棟でともに診療にあたってくださった看護師、療法士、栄養士、薬剤師、ソーシャルワーカーなどの皆様、日々細やかなご配慮をいただいた事務の皆様、その他お世話になりました全ての皆様に篤く御礼申し上げます。ありがとうございました。


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