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JA広報誌掲載記事

2022年3月号  薬剤部 伊藤恵理

おそるべし脱水

 「脱水」と聞くと「夏」を連想する方が多いのではないでしょうか。しかし、気温が高くなくても脱水は起こります。例えば「トイレが近くなるからお水を飲まない」ことでも脱水を招きます。日常生活には沢山の脱水リスクがあり、その一因にお酒があげられます。3~4月は歓送迎会やお花見のシーズンということもあり、お酒を飲む機会が増えてつい飲みすぎてしまいますよね。分かります。
 ではなぜお酒は脱水を招くのでしょうか。水分を摂っているのに。そこが落とし穴なのです。お酒を飲むとトイレが近くなりませんか?それはアルコールには利尿作用があるからです。身体に入れた以上に水分を尿として排泄してしまいます。さらに身体の中でアルコールを分解するときも水分を使います。そのため身体は「脱水状態」に陥ります。このように脱水は他人事ではないのです。さらに脱水により腎機能が低下し、お薬が排泄されにくくなることで、思わぬ副作用に繋がる可能性もあります。おそるべし脱水!
 対処法としては、すみやかに水分補給が出来る経口補水液を利用するのもいいですね。もし常備していなくても、実は家にあるもので経口補水液は作れることを知っていますか?今回はそのレシピを紹介します。
 
【ご家庭でできる経口補水液の作り方】
<材料>
水 1リットル
砂糖40グラム(上白糖大さじ4と1/2)
食塩3グラム(小さじ1/2)
レモン果汁 少々
 
これらの材料を混ぜるだけで完成します。
※作った後は冷蔵庫に保存し、その日のうちに使い切りましょう。
(引用:国立市ホームページ)
 
とはいえ、このレシピを使うことがないようにするのが1番です。お酒は飲みすぎに注意して楽しみましょう。コロナやインフルエンザで外出出来ないなどいざという時にも役立てていただければと思います。もちろん緊急時は速やかに受診を!
 
ここでまとめの一句。
脱水時 たよれる相棒 補水液
 
おあとがよろしいようで。

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