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学生実習記録

令和5年度 地域医療研修 落合薫

令和5年度 地域医療研修 落合薫

「地域医療」とは
地域医療とは、地域にある総合病院や、個人医療施設、介護施設などの医療機関が連携し、提供されている医療である。連携し患者のデータを地域内で共有できるという点や、一人一人をしっかりとサポートできるといった良い点がある。一方で医師不足により、提供できない医療分野があるなどの課題が見られる。

目指す医師像
・医学に精通し、高い技術と豊富な知識を持つ医師
・患者の立場や視点を重視することが出来る医師
・患者やその家族から信頼されるような医師

感想
本日は貴重な体験をさせていただき、自分にとって、大きな財産となりました。病院の中を見学させていただいたり、訪問診療に同行させていただいたことは、初めての体験であり、学ぶことが多くありました。また、リハビリを見学させていただき、患者さんとコミュニケーションをとることが出来ましたが、患者さんの生の声を聴くことは、非常に良い経験となりました。また、地域医療とは、医療過疎地域で行う医療であると考えていましたが、それだけではなく、患者の方に寄り添い、その上で医療を提供することが大切であると学ぶことができました。
 今回経験させていただいたことを忘れず、自分の目指す医師像に少しでも近づけるよう、精進していきたいと思います。

令和5年度 地域医療研修 関沙帆子

令和5年度 地域医療研修 関沙帆子

「地域医療」とは
・病院に来ている患者さんのその瞬間だけを見るのではなく、その人の生活や家族までを知り、サポートする医療。
・患者さんの病気や生活を知るためにもコミュニケーション能力がより必要となる医療。
・医師だけでなく、他の医療従事者と協力して地域全体を支える医療。
・患者さんの病気の予防を手助けする医療。

目指す「医師像」
・技術と知識を十分に持ち、患者さんだけでなく、一緒に働く医療従事者からも信頼される医師。
・コミュニケーションを多くとり、患者さんの口調や表情から、ささいなことにも気づけるような医師。
・地域医療で活躍できるような、患者の気持ちを理解し、寄り添う医師。

感想
 実際に訪問診療に同行して、ただ患者さんの様子を見るだけでなく、患者さんの住んでる環境や食事の様子などにも気をかける必要があることがわかりました。
 検査室での実習では、大学の実習でやったことがあるグラム染色や顕微鏡観察の知識や技術を生かして、その応用などを行い、とても貴重な体験ができました。
 地域では医師不足が重大な問題にもなっているので、まず住民・県民が病気にかからないために予防医療が重要なこと、各自の自己管理が必要であることがわかりました。患者さんが自己管理できるために医師として助言したり手助けしたりする、地域包括ケアに係ることが、地域医療の一つであることを学びました。
大学で授業を受けるだけではできない体験ができ、有意義な時間となりました。
ありがとうございました。

令和5年度実習 新潟大学医学部6年 新嘉喜武

 この度は4週間、あがの市民病院で総合診療学の実習をさせていただきました。大学での実習ではできなかったことを数多く経験することができ、実習に参加できて本当に良かったと思っています。
 外来実習では実際に当院を受診された患者さんを診察させていただき、自分で問診し、身体診察を行い、鑑別疾患を挙げ、検査のオーダーを考え、そこで判明した検査結果を踏まえて、追加の問診を行い、最終診断を考え処方を行いました。今まで紙の上だけにあった医学知識を実際に応用でき、非常に勉強になりました。診察が終わっても、あの診断は本当に正しかったのか、もっとすべき問診や考えるべき鑑別疾患があったのではないかと何度も反芻し、自分に足りない知識や技術を再確認する機会になりました。一人の患者さんから学べることは膨大で、私たちは患者さんに勉強させてもらっているのだということを改めて認識することができました。
 また病棟では何人かの患者さんを担当させていただき、毎日診察するなどコロナ禍ではなかなか経験できなかった病棟管理について学ばせていただきました。実際、患者様とどのようなことをお話するのか、どういったふうに感じているのかなど考え・学ぶことが数多くありました。大学での実習よりも、一人の患者さんにより多くの時間を使うことができ、その患者さんが入院した背景やこれからの病状を踏まえて、どのような声かけを行うのが適切なのかなど、臨床での難しさを実感しました。
 その他にも、リハビリテーションや臨床検査など私たちがオーダーを出した先でどのようなことが行われているのかを見学させていただくこともできました。リハビリでは一つ一つの動作がどの部位に働くかなど綿密に考えられており、また患者さんと接する時間が長く色々な世間話をして患者さんとコミュニケーションを取り、単に身体機能の回復だけではない様々な役割を担っていると感じました。臨床検査では私たちが診察して出したオーダーが、どのように行われているのかを見ることができました。血液培養1つを取っても様々な工程を経て行われており、そこには技師の方の卓越した技術が必要だということを実感しました。オーダーを出すとすぐ返ってくる状況は当たり前ではなく、周りのスタッフに支えられて初めて実現することなのだと改めて認識しました。
 今回の実習は院長や指導医の先生方をはじめ、さまざまな方々に支えられて、とても有意義なものとなりました。これからも良い医師になれるように精進してまいります。
本当にありがとうございました。

令和4年度実習 新潟大学医学部6年 佐藤諒汰朗

あがの市民病院にて3週間、総合診療学の実習をさせていただきました。どの病院スタッフの方々も温かく、学びやすい環境を作ってくださりありがとうございました。
指導医の先生のもと、診察から検査・処方のオーダーまでの一連の流れを考える外来実習は、学びの連続でした。最初に得た学びは、当たり前のことなのですが、診察室という場所において1人で考え込む訳にはいかないというものです。時間をかけて鑑別疾患を考えることは今までに経験を積んできましたが、問診や身体診察の事項、患者さんの今の困り具合やご希望など、様々な要素を頭の中でリアルタイムに考えながらの診察はほとんど経験がなく、その難しさを感じました。
また、診察以外にも検査科であったり内視鏡室であったりと、様々なことを見学、体験させていただきました。1つの診断に至るまでに多くの人の深い経験と知識が関わっているということを実感するもので、そのどれもが有意義な経験となりました。
 今回の実習で得た学びを踏まえて、よりよい医師となれるよう、これからも精進して参ります。

令和4年度実習 新潟大学医学部6年 小宮隆弘

4月4日から3週間あがの市民病院で総合診療学の臨床実習をさせて頂きました。
外来実習では問診や身体診察を行うことができました。初診外来を担当させていただいたのは初めてであり、必要な検査を考えながら行う外来診療の面白さを感じることができました。しかし、その反面、患者さんに伝わる言葉選びが難しく、身体診察の技術が未熟であることを痛感する場面もありました。
病棟では3人の受け持ち患者さんを持たせていただきました。指導医の先生方が親身になり教えてくださったことで病態から深く考えることができました。
検査科実習では、グラム染色、CDI検査、ABO血液型判定検査、尿沈渣検鏡、呼吸機能検査、病理の切り出しなどを行うことができました。
その結果、外来診療でオーダーを出す時に、検査科の方々の仕事をイメージしながらオーダーを出すことができるようになりました。
お忙しい中、学生のために時間を割いてくださったスタッフの皆さまと患者さんの一人一人のご協力により実りのある実習を行うことができました。感謝を申し上げます。

令和3年度実習 新潟大学医学部6年 早川陽太

 一ヵ月ものあいだ、大変お世話になりました。外来はもちろんのこと臨床検査や内視鏡、病棟、救急外来など様々な所でご指導を頂き、充実した時間を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。
 最初、外来では、患者さんとどう話せばよいのかや、鑑別診断・検査内容も十分にわからないような状況で、自身の勉強不足を痛感いたしました。その中で優しくアドバイスをして下さった榎本先生や、振り返りの中で臨床に対する感覚や思考の働かせ方を教えて下さった藤森先生のおかげで、まだまだ至らないながらも、成長することが出来たと思います。
 臨床検査では、実際に解釈の仕方の指導を受けながら見学させて頂きました。加えて、患者さんにエコーや心電図を行う実習をさせて頂き、大変勉強になりました。
 事務の方々にも本当に良くして頂き、実習全体を快適に過ごすことができました。
皆様、誠にありがとうございました。

令和元年度実習 新潟大学医学部4年 本間純

 今回、あがの市民病院での実習ではいろいろなお話を聞かせていただき、また、貴重な体験をさせていただきました。
 あがの市民病院はこの地域の患者さんの急性期から回復期、慢性期に至るまですべての医療を行っており、地域医療ならではのものを見学することが出来ました。在宅医療も行っており、高齢化が進む日本においてこのような医療はとても大切なのだと感じることが出来ました。患者さんの病気だけを見るのではなく、その背景にも目を当てて、患者さんの生活を考えた医療がなされていました。
 午前中にはリハビリ、臨床検査、薬剤部を見学させていただきました。ふだんあまり見ることがなく、有意義な時間となりました。リハビリ部門ではリハビリの様子を見るだけでなくリハビリの理念とその重要性を教えていただきました。臨床検査部では、血液検査、エコー検査、呼吸機能検査の様子などを見させていただきました。検査の名前や機械などは講義で出てきましたが、実際に行っている様子を見ることができ、とても勉強になりました。薬剤部では医師がオーダーした薬を実際に袋に詰める作業を体験しました。薬の取り間違いを防ぐような工夫がされており、薬剤師さんの仕事の一部を体験でき、有意義なものでした。
 午後は訪問診療に同行させていただきました。病院に通うのが難しい患者さんには訪問診療、訪問介護を行っており、患者さんや家族の方の気持ちに寄り添った医療が行われていました。訪問診療では実際に患者さんの診察をさせていただき、とても勉強になりました。自分にとって実際の患者さんを診察するのが初めてだったので、戸惑いもありましたが、貴重な体験となりました。診察を行った後、実際にカルテを書き、医師と同じことができてとてもうれしかったです。
 今回の実習を通して地域医療についての理解がとても深まりました。大学病院では学べないことがたくさんあり、地域と連携した医療を体感することが出来ました。高齢化が進む地域での医療の在り方に触れてみて、自分の将来の医師像をしっかりと考えることが出来ました。
 このような素晴らしい体験をさせていただき本当にありがとうございました。自分にとってとても有意義な時間を過ごすことが出来ました。

令和元年度実習 新潟大学医学部3年 山谷英里

 今回は貴重な経験をさせていただきありがとうございました。午前中に臨床検査、薬剤部、リハビリの見学、午後に訪問診療、病棟回診の経験をさせていただきました。
 午前の実習では普段は見られない部門を見学させていただきました。薬剤部では薬の一包化や軟膏の混合などの体験をさせていただきました。外来の時間帯であり、次から次へと処方箋が送られてきており、調剤するために時間が必要であり、患者さんが薬をもらうために時間がかかる理由がわかった気がしました。リハビリでは、患者さんの年齢や地域のニーズに沿ったリハビリ提供がなされていることを知りました。
 訪問診療では、病院に通うことのできない患者さんを診察できるというほかに、実際の生活環境がどのようになっているかを知るのにとても効果的だと感じました。さらに医師、看護師と患者本人とそのご家族の信頼関係をみることができました。患者さんのご家族が自身の体調に関することを相談している様子も見られ、地域医療の特徴的な場面だと思いました。お一人お1人の時間をしっかりと確保し、病気以外で困っていることなども気軽に相談できることが最大のメリットだと感じました。一方デメリットとして患者さんのお宅が遠い場合、時間がかかること、また地域の医師自体も少なくまた高齢化しているため訪問診療がどうしても難しい場合があると指導医から聞きました。また実際に内科回診について回ったことで、高齢の患者さんが多いこと、その中でどれだけの治療をするかを家族の意向や状況を踏まえながら判断する必要があることを学びました。寝たきりで認知症が進んでいる患者さんも多く、家族との話し合いが必要だと感じました。
 今回の実習で、「地域で治し支える医療」というキーワードをいただきました。今回の実習を通して、一人の患者さんを、その家族や生活状況を含め考え、また自宅に帰すだけでなく、帰った後も見続ける医療展開がなされていると実感しました。このような地域医療の様子を頭に置きながら、今後始まる、臨床の勉強をしていきたいと思います。
 実習させていただき、ありがとうございました。

平成31年度春季実習 順天堂大学医学部5年 小林 稔

 本日は、NECM(Niigata Expert of Community Medicine)実習の一環で、訪問診療に同行させていただきました。訪問診療へ向かう前に地域医療で大切なことは“患者さんやその家族のことを熟知してより身近な医療、健康アドバイザーであること”と教わりました。訪問診療は患者さんのご自宅へ伺うのでまさに患者さんや家族そしてその環境を知ることができるつまりは一番地域医療を実感できる機会であると思いました。本日は2件のお宅を訪問しましたが、突然やってきた私たち学生に患者さんもご家族の方も快く対応してくださり、診察に協力していただいたり激励のお言葉をいただいたりしました。また、今回訪問診療に同行させていただき先生方が患者さんとそのご家族から丁寧にお話を伺っている様子を見ることができました。以前、別の実習で訪問診療や外来を見学した時には、特にコミュニケーションにまで注意することなく過ごしてしまったのですが、コミュニケーションに注目してみると患者さんやご家族の不安を解消するうえで、また信頼を築くうえでとても必要なことだと実感しました。
 将来、私も仕事をするようになったら今日見学した時のような余裕はなくなっているかもしれません。それでも、地域医療で大切なコミュニケーションは忘れずに取り組んでいきたいと思います。

 本日はお忙しい中、実習を受け入れてくださりありがとうございました。

平成31年度春季実習 順天堂大学医学部5年 有賀希

 本日は訪問診療見学という貴重な機会を与えてくださりありがとうございました。東京都内では滅多に訪問診療を見学する機会には巡り合えず、とても印象的でした。患者さんからいくつか指摘を受けたり、医学部学生という将来医師になる者への激励のお言葉を頂いたり、普段の実習では得ることが出来ない経験でした。患者さんのケアを行なうためには、医師や看護師はもちろん、家族や、デイサービス、ホームヘルパー、その他様々な方々の協力が不可欠であることを実感しました。
 地域医療を見るにあたり、高齢化および要介護者の独居化が進む地方では、訪問看護、訪問診療など、患者が自分の意志で医療にアクセスできないことをカバーするケアプランを立てる必要がありますし、そうしないと患者さんの命に関わります。ただし、それを行うには、病院内で働く様々な業種の方々だけでなく、役所や社会医療福祉サービス関係の方々、家族…。一人の命を支えるために何十、何百という人の協力が不可欠です。さらにはそれらの人々がバラバラに自分の業務をこなしていれば良いわけではなく、それらを統括する存在も必要です。その役割を、この地域では、あがの市民病院が担っており、本当に病院に来られる人も来られない人も、すべての地域住民の医療を支えている病院であることを目の当たりにしました。患者さんを診るために、患者さんの背景を熟知すること、病院にとってそれがとても重要なことであると院長先生から事前にご説明いただきましたが、この地域が、あがの市民病院に求めるものが、本当にその通りのことなのだと思いました。
 地域性や病院のある場所、周りに他の病院・施設があるか、など、それぞれの病院が置かれている状況が違うので一概には言えませんが、あがの市民病院の行っている訪問診療はこの地域における一つの医療の答えなのではないかと感じました。また、訪問診療に限らず、医療者が患者に対して行えることは、ただ医療の提供だけでなく、その背景を知り、その生活、ひいてはその人生を陰ながら支えていくことであると感じました。


平成30年度実習  東北医科薬科大学2年 椿大輝

 今回はあがの市民病院で実習をさせていただき、ありがとうございました。
 午前中に、病院の概要、訪問診療、放射線科、午後からは、リハビリと検査科を見学させていただきました。
 はじめて地域中核病院で実習させていただきましたが、外来や入院している患者さまの年齢層がとても高いと感じました。高齢者は、持病の進行やその後遺症、フレイルなどによって、ADLが低下します。リハビリは、機能回復、機能低下の予防、在宅復帰を目指すために、重要であると感じました。
 今回初めて、訪問診療を見学させていただいき、訪問診療のメリット・デメリットを知ることができました。メリットとしては、病院に来ることが困難、またはそれに伴いリスクのある患者さまの負担を少なくできること、病院では見ることのない患者さまの生活環境を知り、患者さまの生活状況を考慮しながら、治療方針を決めることができること、などを学ぶことができました。デメリットとしては、やはり一軒一軒お宅を移動しなければいけないことで、時間がどうしてもかかってしまうことを体感いたしました。訪問診療はこれからの地域医療において、とても重要な役割を担うと思いました。
 放射線科や検査科では、医学的知識の乏しい私に対して、きめ細かく検査の方法や診断、原理などを説明していただき、とても為になりました。検査科では、検査結果から、症状を予測したり、異常値などの気になる点があれば、直接先生に伝えたりと、互いの連携がとても大切になると改めて実感しました。
 病院間の機能分担が求められている昨今においても、対象となる地域の広い新潟県の病院においては、急性期、回復期、慢性期とすべてに対応する地域中核病院が必要であることを知ることができました。将来医師となり、新潟県で仕事をしていく上で、限られたマンパワーの中で最大限、地域のニーズに応えていくことが大切であると感じました。


平成30年度実習 新潟大学医学部5年 坂口彰

 本日は貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
 午前は、先生の講義、研修医の先生との実習、訪問診療を行いました。
 先生の講義では、あがの市民病院の役割や、地域の開業医との関係性、多職種の連携について学ぶことができました。
 研修医の先生について回った時は、気胸の患者の胸腔ドレーンを抜去するところを見学しました。研修先の病院とあがの市民病院の違いについても率直な意見を聞くことができて良かったです。
 訪問診療では、なかなか大学の実習では学ぶことのできない、先生・看護師と患者・患者家族の信頼関係を知ることができました。また患者の家庭の様子も感じ取ることができました。発話の様子、皮膚、呼吸状態、顔色、舌や口唇の色、下腿の浮腫など在宅患者さまの様々な診察のポイントを、改めて先生からご指導いただきました。
 午後は、薬剤部、リハビリの見学をさせていただきました。薬剤部では、薬剤師が実際に調剤しているところを見学しました。機械による一包化調剤も見ることができました。薬の間違いがないように、調剤する人と鑑査する人でダブルチェックを行っているのが印象に残りました。また、注射調剤業務を実際に体験させていただき、とても貴重な経験となりました。
 リハビリでは、理学療法を見学しました。杖での歩行に取り組む方の、懸命なリハビリに心打たれました。また、理学療法士、作業療法士、言語聴覚療法士のそれぞれの仕事についても教わりました。
 初期臨床研修では、高度急性期治療を中心に行う病院で働くことになると思いますが、急性期、回復期、慢性期の患者を一つの病院で展開している、地域に根差した地域中核病院の存在を心に留め、医療に取り組んでいきたいです。
 本日は本当にありがとうございました。

平成30年度夏季実習 新潟大学3年 原佳実

 お忙しいところ夏季実習を受け入れてくださりありがとうございました。私は午前中に検査科・薬剤科・リハビリテーション科の見学を、午後には訪問診療に同行させていただきました。大学では看護実習は行いましたが、他の科には行ったことが無く、また訪問診療も初めてだったためとても良い経験になりました。
 午前の見学では、大学でさんざん習っていることではありますが、様々な職種の人が連携していることが実感できました。
検査科では、検査結果を医師に渡す前に検査技師が数値の確認を行っていました。患者の年齢や疾患、投薬状況などによっては異常か正常かのチェックを機械で行えないこともあり、検査技師が目で見て判断しているということは初めて知りました。
薬剤科では、薬を正確に処方するのはもちろん、抗菌薬投与のシミュレーションを行って最適な投与濃度・投与間隔を求め医師にアドバイスを行ったりするそうです。患者の健康を守り、また薬剤耐性菌の出現を防ぐためにこういったことをしているとは知りませんでした。
リハビリテーション科では対象となる層が昔と現代で変わっていること、理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士の仕事の違いとその連携を教えていただきました。
 午後は訪問診療に同行させていただきました。先生は、患者はもちろんその家族も尊重してお話をされており、私が将来もし訪問診療を行うことになったら、こうして信頼関係を築いていこうと思いました。
 今回の夏季実習では、大学の実習では学べない多くのことを得ました。同時に自分の勉強不足も実感しました。習った覚えはある、単語は聞いたことがあるのに、どんなものだったか思い出せない。こういうことが何回もありました。今までも真面目に勉強したつもりではいましたが、やはりテストのための勉強だったのでしょう。これからはさらに気を引き締め、年に一度しかない地域医療夏季実習を最大限に活用できるよう励みたいと思います。
 最後になりましたが本当にありがとうございました。

平成30年度夏季実習 日本大学2年 長谷川直紀

 この度はたいへん貴重な実習をさせていただき,ありがとうございました。
 私は,リハビリ科,放射線科,薬剤科と訪問診療の見学をさせていただきました。
リハビリ科では,これまでイメージしていた歩行訓練だけではなく,一般住宅を模したブースでリハビリを行っており,帰宅後の生活をより過ごしやすくする設備が整っていることに驚きました。
放射線科では,数多くの画像診断機器を見学させていただきました。
薬剤科では,調剤のための機器や薬の効果のシミュレーションなどを見学させていただきました。いずれもその道のプロフェッショナルが患者さんのために協力しあっている姿が印象的でした。
訪問診療では,先生や看護師の方が患者さんやそのご家族の方にたくさん声掛けをしており,日頃の様子や薬の量などを決めておられました。測定機器も使われていましたが,脈拍や心音などを先生が触診しておられたのが印象的で,直接肌に触れることが大切であるということを学びました。
 阿賀野市の地域医療の中心を担う大きな病院ではありましたが,医療スタッフ同士のコミュニケーションや連携が密にとられており,病院スタッフ全員で患者さんやそのご家族を見守っていこうという気持ちで溢れていました。
 将来,地域医療の輪の中で働くときには,あがの市民病院の皆さんのように医療者同士のコミュニケーションを大切にして,患者さんやそのご家族が安心して生活できるような温かい医療を目指したいと強く感じました。

平成29年度夏季実習 新潟大学医学部3年 長谷川里紗

 本日はお忙しい中、実習をさせていただきありがとうございました。
 今回の実習では、臨床検査部、薬剤部、リハビリ、訪問看護の順に見学させていただきました。臨床検査部では、医師にデータを渡す前に、検査技師の目でチェックをしていました。薬剤部では、薬剤師の方が、薬の副作用をチェックし、医師と相談して治療方針を決めることもあると聞きました。検査技師や薬剤師と医師との連携を見学することができました。私も将来、様々な職種の方と積極的に連携をとれるようになりたいと思います。患者さんへの接し方も看護師さんから学ぶものが多くありました。また、阿賀野市でのあがの市民病院の役割を学ぶことができました。
 様々な方に、「良い先生になってね」などと声をかけていただき、嬉しかったです。しかし、聞いたことはあるが、すぐさま思い出すことが難しく、自分の勉強不足も実感しました。さらに気を引き締め勉学に向かうとともに、今回の実習で学んだことをこれから生かしていきたいと思います。

平成29年度夏季実習 獨協大学医学部2年 渡邊穣

 本日は貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
 あがの市民病院は平成27年に新たに建てられた病院で、清潔感のあるとてもきれいな病院でした。私はまだ医学部二年生で、臨床のことはまだ学んでいませんが、リハビリ、放射線、薬剤部、訪問看護を見てまわれたことはとても良い経験となったと思います。例えば薬剤部では、薬の間違えをしないように、人のチェック、機械によるチェックを行っているというのは知りませんでした。また、訪問看護では、看護師さんが親しみやすい口調で患者さんと話しており、信頼関係が築けていると思いました。
 全てをまわってみて共通しているのは、医師は他職種の方々と協業しなければならないということです。今後、良い医者になるためには他職種と協業するためのコミュニケーション能力を磨かなければならないと思いました。

平成29年度夏季実習 自治医科大学5年 山本遼弥

 今回の夏季研修では外来見学、臨床検査室見学および訪問看護への同行をさせていただきました。
 内科外来見学では間質性肺炎と喘息の患者さんの呼吸音を聞かせていただき、患者さんごとにどう対応していくのかを教えていただきました。
臨床検査室では、心エコーの実習やチール・ニールセン染色の標本を見せていただき、また日頃の業務をどのようにされているのかを教えていただきました。
 訪問看護では、大学病院では見ることのできない、患者さんの生活に根ざした家庭環境を直に見ながらの医療を見学させていただくことができました。
 外来、訪問介護において医師や看護師、そして患者さんと家族の距離感が大学病院に比べて非常に近く、地域医療の大きな特徴だと考えている「距離感の近さ」を今回の実習で実感することができました。
 卒後、地域医療に携わる者として今回の貴重な経験を忘れずに、次に生かしていきたいと思います。
 今回はありがとうございました。



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