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研修医記録

関東労災病院 臨床研修医 太田哲史(研修期間R8.1.5~R8.2.1)

 このたびは、2026年1月の1か月間、あがの市民病院にて研修の機会をいただき、指導医の先生方をはじめ病院スタッフの皆さまに心より感謝申し上げます。日々温かくご指導、ご支援いただいたおかげで、大変充実した研修を送ることができました。研修期間中は、主に一般外来および病棟業務を担当し、地域医療の現場に深く関わらせていただきました。

 私は普段、神奈川県の急性期病院に勤務し、救急外来を中心とした診療に従事しています。そこでは限られた時間の中で重症度を判断し、迅速に初期対応を行うことが求められます。一方、あがの市民病院では、患者さんを主治医として継続的に受け持ち、入院から退院、さらに退院後の生活までを見据えた診療を行う経験をさせていただきました。自分の立てた診療方針や日々の判断が、患者さんの経過や安心感に直結することを強く実感し、医師としての「責任感」の重さをこれまで以上に意識するようになりました。

 一般外来では、日常的な疾患から慢性疾患の増悪、複数の問題を抱えた患者さんまで幅広く診察する機会があり、地域のかかりつけ医療の重要性を学びました。単に疾患を診るだけでなく、患者さんの生活背景や家族構成、通院状況などを踏まえた対応が求められ、地域医療ならではの視点を身につけることができました。

 また、入院診療においては、治療方針の検討に加え、多職種と連携しながら退院調整を進める場面を数多く経験しました。あがの市民病院では、退院前の他職種カンファレンスが非常に手厚く、患者さんを医学的側面だけでなく社会的背景など多方面から評価し、適切な支援へとつなげている点が特に印象に残っています。患者さんが退院後にどのような生活を送るのかまで考えることは、主治医としての大きな責任であり、同時に医療の本質を学ぶ貴重な機会でした。

 この1か月間の研修を通して、医師として「責任感」を持って患者さん一人ひとりと真摯に向き合うことの大切さを改めて学びました。ここで得た経験と学びを、今後の研修や診療に必ず生かしていきたいと考えています。


自治医科大学附属病院 臨床研修医 高野大河(研修期間R7.12.1~R8.2.1)

 2ヶ月間、大変お世話になりました。自分にとって初めて尽くしの2ヶ月間でした。書ききれないほどたくさんの経験をさせていただきましたが、ここでは4つの「初めて」に絞って書かせていただきたいと思います。
 1つ目は「入院主治医」の経験です。人生初症例が「胸水大量貯留の胸腔ドレーン管理」、2症例目が「ヘモグロビン2.9+心不全増悪の管理」だったときや頻回にモニタリングができない中での「正常血糖糖尿病性ケトアシドーシス」の管理をおこなっていた際には、緊張と不安と責任感で、どうしようかと非常に焦りましたが、計18件の入院症例を経験させていただいた総じての感想としては「入院をご本人ご家族に今後の生活を考えていただくきっかけ」にしていただくことが多かったというものです。「尿路感染症治療のために入院して、それより以前から抱えていた膝痛の問題のための社会調整をおこなった方」、「誤嚥性肺炎で入院して今後の栄養の取り方を考えるきっかけになった方」など、入院時の説明からその後の調整まで、研修元病院では外来担当と病棟担当が異なる場合や研修医の裁量がほとんどない場合も多かったため、研修先のここで一連の流れを経験できたのはとても勉強になりました。
 2つ目は「外来初診」の経験です。当直やその後入院になった症例を含め、計125件(再診除く)経験させていただきました。1番印象に残った症例は、近医で胃痛と診断され発症から3週間経って当院を受診された心筋梗塞の症例です。自分も初診では胃潰瘍を疑って上部消化管内視鏡検査まで施行してその後に心不全症状に気づき心筋梗塞を発見した症例でした。速やかに診断できなかったこと、今でもとても悔しいです。その後この経験を活かして胸痛で受診した患者さんの冠攣縮性狭心症は見逃すことなく対応でき、循環器内科の先生にも初期対応をお褒めいただけた経験はとても自信に繋がりました。ありがとうございます。
 3つ目は「他職種の方との連携のしやすさ」です。外来でも病棟でも、転院搬送でも社会調整でも、ほんとうにたくさんの方にお世話になりました。みなさんからは総じてお互いの職種を敬う、「おもいやり」の心を感じ、すごく働きやすい場所だと痛感する日々でした。退院前カンファレンスにおいて「家族に迷惑をかけたくないご本人」と「どうしても若い頃のイメージが抜けないお子さんたち」の先行き不安な状況に寄り添ってどうやったら安心して過ごしていけるか全員でアイデアを持ち出している場はとても温かく、とても勉強になりました。また、個人的にも「年末年始の研修医1人期間」や「元旦に高速バスに乗ろうとしていたところで病棟からの緊急呼び出しがあり全ての帰省予定をキャンセルしたイベント」など大変な時期はありましたが、みなさんからの「おもいやり」でなんとか乗り切れました。忘年会もみなさんとの親睦を深められたとても楽しい機会でした。「倍々fight」を踊ったことは一生の思い出です。その節はありがとうございました。
 4つ目は「地域の方との距離の近さ」です。訪問診療はもちろんですが、サンタ回診、クリスマスコンサート、警察の方を招いての講演会など、地域に開かれた病院であることを感じる機会が多かったです。先述の心筋梗塞は残念でしたが、地域に開かれていることが、病院を「調子が悪くなってから行く場所」ではなく「健康相談でも気軽に受診できる場所」にしており、重大な疾患の初期症状や健診異常の時点で治療介入を開始できること、介護者のレスパイトの必要性にいち早く気づき社会調整を促せることに繋がっていると感じました。
 最後に、この2ヶ月間は自分の人生の中でも1、2を争うほどとても濃密な2ヶ月間でした。経験、だけでなく、ごずっちょTシャツ、瓢湖のスウェット、ヤスダヨーグルトキーホルダーなど形のある思い出もたくさん手に入りました。これからも時折思い出の品を眺めて阿賀野での日々を思い出し、阿賀野での研修を誇りに思って残りの医師人生を全うしたいと思います。2ヶ月間ほんとうにありがとうございました。

関東労災病院 臨床研修医 赤井佑生(研修期間R7.12.1~R8.1.4)

 このたび、あがの市民病院での地域医療研修を無事に終えることができました。研修を受け入れてくださった病院スタッフの皆様、ならびに日々ご指導いただいた指導医の先生方に、心より感謝申し上げます。
 今回の研修では、外来診療や入院診療を通じて、主治医として患者さんに継続して関わる機会を多くいただきました。主治医として実際に診療に携わる中で、治療方針を理解していることと、それを自ら判断し実践することとの間には大きな隔たりがあると感じました。治療薬の投与量の調整や退院先の選択など、日常診療の一つ一つの判断について、今までより具体的に、解像度を高めて考える日々を過ごさせていただきました。患者さんの状態や生活背景を踏まえたうえで自ら治療方針を決定し、その判断に責任を持つ経験は、主治医としての意識を大きく変える学びとなりました。
 特に一般外来での診療は印象に残っています。研修元病院では主に救急外来診療に携わっておりますが、命に関わるかどうかを迅速に判断する救急外来とは異なり、一般外来では症状が軽度であったり、検査値が正常範囲をわずかに外れている患者さんも多く来院されます。そのような場合、緊急性がないことは理解できても、終診してよいと判断することには予想以上の難しさがありました。些細に見える所見であっても、その判断を自分が担うことの責任を強く意識するようになりました。
 また、本研修ではサンタ回診や忘年会、クリスマスコンサートなど様々な院内行事などにも参加させていただきました。診療の場にとどまらず、病院が地域に寄り添いながら医療を提供している雰囲気を肌で感じることができました。地域の中で病院が果たす役割を実感できたことも、今回の研修の大きな収穫です。
本研修を通じて得た経験を今後の診療に生かし、主治医としての責任を意識しながら、患者さんに寄り添った医療を提供できるよう、引き続き精進してまいります。研修期間中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。

新潟市民病院 臨床研修医 渡辺智昭(研修期間R7.11.2~R7.12.27)

 この度は、2か月間にわたり地域医療研修の機会をいただき、ありがとうございました。11月4日、初めて一般外来を担当した際の緊張は、今でもはっきりと覚えています。一通り病院についてご説明いただいた後、すぐに初診の患者さんを担当することになり、心細さを感じました。問診から始まり、検査、診断、処方まで、どのように進めればよいのか自信が持てませんでした。多くの症例を経験し、限られた知識の中で考え、調べることを繰り返すことで、これまでにない成長を実感することができたと思います。自分の判断に悩みながらも一例一例と向き合う経験は、今後の臨床において大きな糧になると感じました。指導医としてご指導くださった先生方には、ご迷惑をおかけしましたが何度も助けていただきました。心より感謝申し上げます。
 入院患者さんも、これまでで最も多い人数を担当させていただきました。外来業務と並行して入院患者さんを診ることの難しさを痛感しましたが、患者さんの病態が日々改善していく様子を間近で感じられたことは、大きな喜びであり、非常に印象に残っています。
 また、インフルエンザの流行もあり、発熱外来にてインフルエンザや新型コロナウイルス感染症の症例も数多く経験させていただき、冬季ならではの医療の厳しさを実感しました。一方で、クリスマスコンサートやサンタ回診、忘年会など、季節ならではの行事にも参加させていただきました。大勢で歌うことは中学生の合唱祭以来で、ダンスも初めての経験でしたが、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。サンタ回診の際に、患者さんが驚きながらも嬉しそうにされている姿を見て、医療には治療だけでなく心に寄り添う姿勢も大切であると感じました。
 指導医の先生方をはじめ、外来・病棟の看護師の皆さま、そして多くの職員の方々に支えていただき、無事に地域研修を終えることができました。ありがとうございました。また、一緒に研修した研修医にも感謝いたします。不安なども気軽に相談しやすく充実した研修になりました。多くのご迷惑をおかけしたことを反省しつつ、今回の経験を今後の研修・診療に生かしていきたいと考えております。この度は2か月間大変お世話になりました。

新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医 金子久乃(研修期間R7.9.29~R7.12.21)

 この度、あがの市民病院での3ヶ月間の地域医療研修を無事終えることができました。受け入れてくださった病院スタッフの皆様、そして日々丁寧にご指導いただいた指導医の先生方に心より感謝いたします。 
 研修を開始した当初、私は研修医に与えられる裁量の大きさに戸惑いを覚えました。外来の初期対応、入院患者さんのマネジメント、検査や治療方針の決定まで、予想以上に多くの判断を自分で行う必要があり、正直なところ不安もありました。しかしその分、自ら考え、必要な情報を集め、優先順位をつけて行動する力が鍛えられ、日を追うごとに判断力と主体性が大きく向上したと実感しています。迷った時には必ず指導医の先生方がバックアップしてくださり、「まずは自分で考えてみて」という姿勢を保ちながらも安全な医療が提供できるよう支えていただいたことに深く感謝しています。
 また、あがの市民病院では入院診療や外来だけでなく、訪問診療や地域活動といった大学病院では経験しづらい医療の形にも触れることができました。訪問診療では、患者さんの生活の場である自宅に伺い、病院とは異なる視点で病状や生活背景を把握する必要性を強く感じました。医療は患者さんの生活と密接に結びついているということを改めて実感し、地域医療の奥深さを学ぶ貴重な機会となりました。
 さらに、院内で開催されたクリスマスコンサートなどの季節の行事にも参加し、地域の方々が病院を「医療を受ける場所」以上のものとして捉えていることを知りました。病院が地域と密接に関わり、健康だけでなく生活の豊かさを支える役割を担っていることを肌で感じることができ、地域病院としての存在意義を改めて理解する時間となりました。
 振り返れば、この3ヶ月間は新たな発見と学びの連続でした。患者さん一人ひとりと密接に関わり、生活背景まで含めて治療方針を考えるという経験は、今後の医師人生の基盤となるものです。そして、自分で考え抜く経験を積ませていただきながら、常に見守り支えてくださった指導医の先生方、多職種の皆様の温かいサポートのおかげで、大きな成長を実感する研修となりました。
 この研修で得た経験を大切にし、今後も患者さんに寄り添いながら、より良い医療を提供できるよう精進してまいります。
3ヶ月間、本当にありがとうございました。

関東労災病院 臨床研修医 山田純史(研修期間R7.11.3~R7.11.30)

 4週間の地域研修があっという間に終わりました。この期間、研修元病院では学ぶことのできない多くのことを勉強させていただきました。
 内科外来診療をするのは初めてであり、普段の研修で行っている救急外来診療との違いに苦戦しました。救急外来診療では、緊急性や患者数の多さなどの理由から問診がおろそかになりがちでしたが、地域医療研修での外来診療では、健診異常で来院される方がおり、普段の食生活や運動習慣などを聴取することが重要であることを実感しました。また、関東労災病院は各科あいのり型の救急であり、救急外来で診療した人が入院や外来フォローの方針になったとしても、自分が継続して担当することはほとんどありませんでした。一方で、当院の外来診療では、自分で外来フォローの時期やその時必要な検査、入院の必要性など全て自身で考え、入院後は主治医となって病棟管理を行いました。関東労災病院よりも自分の判断でできることが多くやりがいを感じましたが、それと同時に今までにないほどの責任を感じました。4週間で主治医としての責任を最も感じたのは、外来から入院した患者さんが翌日転院搬送になった症例です。咳嗽が主訴の超高齢女性が肺炎で入院したのですが、よくよく聞くと咳嗽が出現する前から右季肋部痛を時々自覚しており、入院時のCT検査で胆嚢腫大を認めていました。ただ診察時疼痛の訴えがなかったので様子見していたところ、放射線科読影で「胆嚢炎及び穿孔疑い」であり、入院第2病日から激しい腹痛を訴えたため、ドレナージ目的に専門医療機関に転院搬送しました。診療の質を確保するための放射線科読影の重要性を痛感した症例でした。今はまだ初期研修医という立場で指導医がいますが、来年度からは自分が行う全ての診療行為に責任が伴うので、今回の経験を糧に、自覚を持って日々の診療に取り組みたいと思います。
地域医療研修では、まず地域について知ることが大事と思い、新潟県についても少し勉強しました。私は新潟県に来るのは初めてであり、地名も名産もほんの一部しか知りませんでしたが、4週間滞在し、休日に多くの場所へ足を運ぶことで次第に新潟県の魅力に惹かれていきました。また、ご縁あって新潟県の地域医療を推進する県庁の方々と食事をする機会があり、地域医療と行政という新たな視点を持つことができました。
 最後になりますが、右も左も分からない自分に対してどんな時も優しく教えてくださった先生方、外来・病棟看護師さん、医局事務今成さん、その他全ての医療スタッフに心より感謝申し上げます。皆様のおかげでストレスなく充実した研修を行うことができました。また、一緒に研修した研修医同期2人の存在は、県外から1人で来た自分にとっては非常に大きく、仲良くしてくれたことに感謝します。今後しばらくは急性期病院での勤務が予想されますが、この4週間の貴重な体験を忘れず、日々精進していきたいと思います。

関東労災病院 臨床研修医 田口里奈(研修期間R7.10.6~R7.11.2)

 1ヶ月と短い間でしたが、大変お世話になりました。今回の研修で最も印象的だったのは、裁量権の高さでした。救急外来での対応にはこれまで慣れていましたが、内科外来は初めての経験であり、大変勉強になりました。内科外来では、健診異常を主訴に受診される患者さんに対して、採血結果の説明や今後必要となる検査の説明を自分の言葉で行う機会が多くありました。その中で、疾患理解だけでなく、患者さんへの説明力の重要性を改めて実感しました。また、症状が軽度な患者さんに経過観察を指示する際には、「次回のフォローはどのくらいの間隔で行うか」「次回も採血が必要か」など、適切な検査量や検査間隔について深く考える良い機会となりました。
 特に印象に残っている症例は、心窩部違和感を主訴に来院された患者さんです。受診時には無症状で、バイタルも血圧以外は安定していました。健診で高血圧を指摘されていたものの、放置していたとのことで、採血を行うか迷いましたが、最終的に実施したところ、わずかに炎症反応の上昇を認め造影CTを施行したところ、B型大動脈解離と判明しました。降圧管理のため救急搬送となりましたが、この症例を通して無症状であっても、バイタル異常、特に血圧高値は重大な疾患のリスクを示唆することがあることを痛感しました。既往や背景を含めた総合的な判断の重要性を学びました。救急外来と異なり、内科外来では検査のハードルが高く、どの検査を行い、どの検査を控えるかという判断には常に慎重さが求められ、疾患の知識だけでなく、微妙な採血データの変化や一見軽微な主訴か ら鑑別を広げる力が不可欠であると感じました。
 またもう一つ印象に残ったのが、若い男性のⅡ度自然気胸の症例です。訴えは胸痛のみでバイタルに異常を認めず、虚脱も鎖骨やや下程度だったので、経過観察で自然脱気を期待する方針としました。入院する時、24時間経過を行うこと、もし虚脱が進行していた場合はドレーンを挿入することなども説明し入院としました。翌日のレントゲンで残念ながら虚脱が進行していたため、病状説明を行いドレーンの同意を取得しようと思いましたが、本人への説明では同意が得られず、保護者の方を含めて行うことになりました。保護者の方にはドレナージの必要性についてお話しし同意を得られましたが、本人は説明中も黙ったままだったため一度ご家族で話し合っていただきました。再度説明に伺っても、まだ本人の意思は頑なでした。それまでこちらからお話しすることが多かったので、ここは一度引いてみようと思い、質問された時のみ話すスタイルに変えて、再度説明を行ったところ、本人のこれ以上入院したくない、という意思が明確ということがわかり、説得は困難と判断しました。しかしながらそのまま帰すわけにもいかず、翌日の再診でもう一度経過を見て、そこまでは判断を伸ばすが再度虚脱が進行していた場合は再度入院してもらう約束を取り付けようとしても首を縦に振らず、また話し合いとなりました。結局最後は保護者の方からなぜ明日の再診を渋るのかの理由について教えていただき、譲歩の末、再診の時間を午後にすることで最終的に合意を取得できました。あまり自分から口を開いてくれない患者さんの問題に思っていることを引き出す難しさ、そして医学的には入院継続が最も良いですが、そういかないときにどうやって譲歩に導くか、退院としながらも退院後の生活の仕方の注意など、自分で病状説明を行うことで初めて難しさを実感しました。
 自分が主治医として外来でのフォローや病状説明を責任をもって行う研修は大変有意義であり、未熟である自分に、外来ならではのフォローやフィードバックをしてくださった指導医の先生方、アドバイスをくださりコミュニケーションの手助けもしていただいた看護部の方々、放射線部・検査科・薬剤部の方、住居手続きやシステムに関してサポートしてくださった医事課、総務課の方々に感謝申し上げます。1ヶ月間と短い間でしたが、今後の診療の礎となる大変勉強になる1ヶ月でした。

関東労災病院 臨床研修医 藤田直弥(研修期間R7.10.6~R7.11.2)

 まずこの1月間、あがの市民病院で地域医療研修をさせていただいたことに、深く御礼申し上げます。院長先生をはじめ、指導医の先生方、外来・病棟看護師さん、メディカルスタッフ・図書室事務の方々、総務課の皆様には、たびたびご迷惑おかけしましたが、そのたびにご指導や手厚い対応をしていただきまして、誠にありがとうございました。
 今回の地域研修では主に一般内科外来、発熱外来、入院患者さんの主治医として研修させていただきましたが、私にとってどれもが貴重な経験となりました。病院の特性、その地域での役割を理解し、そのことも踏まえて患者さん及び家族に説明・治療を行う、ということに、はじめは戸惑うこと、わからないことが多くありました。しかしながら、そのたびに先生方、看護師の方々に丁寧にご指導いただき、支えてもらいながら業務を行うことができました。
どれもが素晴らしい経験となる中で、私の中で最も深く残っていることは、一般内科外来です。初診から再診まで様々の方が来院されました。急性上気道炎や腹部の症状、検診異常で来院されたなど、様々な病歴がある中で、何の症状に対して困っていて、どのような治療介入をしていくか。外来に関して、これまで救急外来を勉強する機会は多くありましたが、「帰宅させてはいけない疾患、症状を見逃さない」という、致命的なリスクを見逃さない救急外来の思考に加えて、「患者さんが困っていることにいかにして介入し、思いをくみ取りとることができるか、さらに健康に大きな危険があると考えた際は入院での精査加療を積極的に勧める」と、この地域医療・外来研修で学ぶことができたと思います。地域医療では特に、病院と地域の方々の関係性があり、患者さんが病院のスタッフの方々に相談しやすい窓口となっていると、外来研修を通じて学ぶことができました。
 最後になりますが、この1月間の研修で、少しでも地域医療について学ぶことができたのではないかと思います。この経験は今後の私の医者人生において大きな財産になると思っております。本当にお世話になりました。

新潟市民病院 臨床研修医 高野颯太(研修期間R7.9.7~R7.11.1)

 約2か月間にわたる地域医療研修では、貴重な経験を積むことができ、毎日が充実していました。指導医の先生方や看護師の皆様、その他職員の方々の熱心なご指導やご尽力のおかげで、大きなトラブルなく無事に研修を終了することができました。
 外来研修では、初めて自分の外来の枠をもち、様々な主訴で来院する患者さんを診ることができました。最初は、自病院の電子カルテシステムとの違いに戸惑うことが多かったですが、積極的に助けてくださる外来看護師の皆様のおかげで、すぐに慣れることができました。各科の先生方は、研修医にある程度の裁量権を与えつつ、いつでも快く相談に乗ってくださったため、患者さんにとっての最善の選択を自分自身で考える勉強になり、なおかつ不安になることなく過ごすことができました。外来症例では、walk-inで来院した急性心筋梗塞の症例が印象に残っています。胸痛を主訴に妻と自家用車で来院し、第一印象に重篤感はありませんでしたが、来院後も胸痛が続いており、心電図で心筋梗塞を疑う所見がありました。心電図変化は心筋梗塞としては典型的であり、自病院で同じような症例は何度も診ていましたが、1人で初期対応をするのは初めてでした。戸惑いながらも、外勤の循環器内科の先生、外来看護師の皆様、生理検査室の方にもご協力いただき、無事に高次医療機関に転院搬送することができました。後日、退院後にご本人が直接お礼に来てくださった際に感じたやりがいは、とても大きなものでした。
 病棟研修では、主治医として入院患者の診療を行いました。病棟看護師の皆様は、入院患者さんを非常に丁寧に看られていて、私が気づかない患者さんの変化を適切なタイミングで報告してくださり、とても助かりました。また、自病院では終末期の患者を研修医が担当することは少ないため、自分が主治医として受け持った患者を自分で看取るのは初めての経験でした。残された時間の短い患者さんとそのご家族に自分がしてあげられることは何か、どうすれば、ご本人の苦痛とご家族の後悔が少なくなるようにできるかを日々考えた経験は、今後の医師人生でかけがえのないものになると感じています。
 本研修は、臨床技術と医学的知識の向上につながっただけでなく、地域に密着した病院の強みと問題点を実感する貴重な機会になりました。私は来年からも新潟県内で医師として働く予定ですので、今後何かの縁で、あがの市民病院で勤務することになれば、職員の方々に恩返しができるよう精一杯頑張らせていただきますので、その際はよろしくお願い致します。最後になりますが、研修期間中にご指導賜りました各科の先生方、いつも暖かく接してくださった職員の方々に深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

関東労災病院 臨床研修医 永渕太一(研修期間R7.9.1~R7.9.28)

 このたび新潟県における地域医療研修に参加し、約1か月間にわたり外来診療や病棟業務を中心に貴重な経験を積むことができました。地域医療を担う病院に身を置き、日々多くの患者様と接するなかで、医学的知識や技術の習得にとどまらず、医師としての姿勢や心構えを深く学ぶ機会となりました。
 特に印象的であったのは、研修医に与えられる裁量の大きさです。外来や病棟での診察や検査の方針、さらには患者様の家族とのICに至るまで、自ら考えて判断することが求められる場面が数多くありました。責任の重さに当初は戸惑いもありましたが、指導医の先生方のご助言やバックアップのもと、患者様一人ひとりと真摯に向き合う過程で強い責任感を自覚するようになり、それが日々の学習や自己研鑽の大きな原動力となりました。主体的に診療にあたる姿勢の重要性が身をもって実感できたことは、本研修最大の学びの一つであると感じております。
 また、病院全体の雰囲気として、医師のみならず看護師、薬剤師、リハビリスタッフ、クラーク、事務員の方々など、メディカルスタッフの方々が非常に丁寧かつ温かく接してくださったことも強く印象に残っております。研修医である私に対しても常に相談しやすい環境を整えてくださり、疑問点や不安を抱え込むことなく業務に取り組むことができました。こうした協働の体制を通じて、医療が一人の医師の力だけでは成り立たず、多職種の支えによって初めて患者様に安全で質の高い医療を提供できるという事実を改めて認識いたしました。チーム医療の重要性を実感できたことも、本研修で得られた大きな成果の一つです。
 さらに、今回の研修で診療を担当させていただいた患者様の多くが高齢であり、日本社会が直面している高齢化の進行を現場で強く実感いたしました。加齢に伴い複数の疾患を併せ持つ患者様に対しては、医学的治療のみならず、介護体制や在宅療養の可能性を含めて包括的に考える必要があることを痛感しました。病院医療と地域社会が連携し、患者様の生活背景に即した支援を行うことが、地域医療に限らず今後の日本全体の医療のスタンダードになりうるのかもしれません。本研修での経験が将来医師として診療にあたるうえで大きな指針となるものと考えております。
 本研修を通じて、医学的知識や診療技術の向上はもとより、責任感や主体性、そして地域医療における包括的な視点の重要性を学ぶことができました。今後の臨床研修においても、今回得られた経験を活かしつつ、さらに自己研鑽を重ねて精進してまいります。
末筆ながら、本研修に際してご指導賜りました先生方をはじめ、日々温かいご支援をいただきました病院職員の皆様に心より厚く御礼申し上げます。

関東労災病院 臨床研修医 森川まどか(研修期間R7.9.1~R7.9.28)

 この度は、1か月間にわたる地域医療研修を受け入れていただき、誠にありがとうございました。あがの市民病院での研修では、主治医としての責任感を強く実感する日々を過ごしました。
 初日から内科の一般外来を担当させていただきました。関東労災病院では救急外来での内科診療に携わる機会はありますが、日中の内科外来を担当するのは初めてであり、研修前日は緊張していたのをよく覚えています。普段はあまり経験しない疾患や課題を抱えた患者さんの診療を通じて、救急外来では緊急性がないことを理由に見過ごしがちな症状にも、患者さんの生活の質に大きく影響する重要な問題が潜んでいることを学びました。また、診察や検査結果を踏まえて自ら診断を行い、治療を開始するという責任の重さも強く感じる場面が多くありました。通常の研修では、すでに診断がついた疾患の治療や、上級医とともに診断・方針を検討することが多いため、今回のように初診から方針決定までを自分の判断で行う経験は非常に貴重でした。もちろん、指導医の先生方には随時ご相談させていただきながらでしたが、「自分で考えて決定する」ことの大切さを痛感しました。
 入院患者の主治医としての管理も今回が初めてでした。特に印象に残っているのは、帯状疱疹で入院された70代の男性の症例です。急性期の主な問題は帯状疱疹でしたが、独居で内服管理が困難という社会的背景により入院治療が選択されました。医学的な問題だけでなく、患者さんの生活背景や社会的状況を踏まえて診療することが「患者を診る」ことなのだと、改めて実感しました。今後も、患者さんが安心して生活できるよう、自宅環境の調整や施設入所の必要性の判断など、総合的な支援の重要性を忘れずに、診療していきたいと考えています。
 このように実りある研修ができたのは、藤森院長をはじめ、先生方、看護師、理学療法士、ケースワーカーなど、すべての医療スタッフの皆様のおかげです。特に、内科外来や病棟でご指導くださった先生方には、治療薬の選択や患者ご家族への病状説明など多くの場面でご助言をいただき、大変感謝しております。また外来の看護師の皆様にも、外来の流れや検査オーダー方法など細かな点まで丁寧に教えていただきました。おかげさまで、診療に専念することができました。医局の環境を整えてくださった今成さんにも、この場を借りて御礼申し上げます。
 今回の研修で得た診療への責任感や患者さんの生活背景を診る視点は、あがの市民病院に限らず、関東労災病院や今後勤務するすべての医療現場で重要であると感じています。貴重な学びの機会をいただいたことへの感謝を忘れず、いつか自分もこの経験を後進に繋げていけるよう、日々精進してまいります。

新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医 篠原陽介(研修期間R7.7.7~R7.9.28)

 あがの市民病院での3ヶ月間の地域医療研修が、あっという間に終わりました。まずは今回の研修に協力してくださった病院職員の皆様に深く御礼申し上げます。私はもともと学生の時から総合診療医として県内で活躍できる医師を目指しておりました。あがの市民病院での研修は、私の将来目指す医師像に大きな影響を与えたものでした。
外来研修では、様々な症状を抱えて来院される患者様への対応、健康診断で異常を指摘された患者様への対応など、幅広く経験させていただきました。自らが主体となって診療を進めていくことは、初めての経験でした。最初は失敗の連続でした。鑑別疾患を列挙するだけの知識量がなかったり、挙がっても診断までのフローを正確に描けなかったりして、結局最終診断までに、複数回、外来受診していただくことが多かった印象です。それでも、病院職員の皆様のアドバイス、フィードバック、教えていただいたテキスト等で、その都度振り返りをしたことで徐々に自信がついてきました。また、それに比例して、最終診断への道筋も早くなり、成長を実感できました。
 病棟研修では、私自身の判断で入院とした患者様の病棟管理・退院支援に携わりました。上級医の先生方からフィードバックをいただきながら病棟管理を主体的に行う経験は、私にとって大きなものでした。回診の際に患者様からいただく「おかげ様でよくなりました。」「ありがとうございます。」の言葉は、私の活力の源になりました。退院支援に際しても、カンファレンスへの参加、リハビリテーションの見学を通じて、各職種の視点も学習することができました。
 救急外来での当直・日直の対応では、まず研修医が救急隊からの要請を受けます。積極的に救急要請を引き受けるというスタンスは崩さないようにしつつ、迷ったときには上級医の先生方と相談するようにしました。救急外来でも、患者さんの入院の可否の判断、3次医療機関への転院搬送の判断を行う場面が多く、最初は迷うことが多かったのですが、上級医の先生方と相談する過程の中で判断能力にも自然と磨きがかかるようになり、自信をもつことができるようになりました。同時期に地域研修のローテーション期間であった研修医の先生方からも刺激を受け、毎日モチベーションを高く維持して研修できました。
 業務以外の休憩時間は、阿賀野市のご飯屋さんへ食べに行ったり、瓢湖へドライブに行ったりしました。特に通勤圏内にある「道の駅」は、私にとってお休みの日のドライブ飯の定番となっていました。
 もともと私は性格的に自分に自信を持つことができていませんでした。あがの市民病院での地域研修を経て、少しではありますが、総合診療医としての今後のキャリアを歩む自信がつきました。お忙しい中地域医療研修に協力してくださったすべての方々に、深く御礼を申し上げます。

新潟市民病院 臨床研修医 新保ひなた(研修期間R7.7.6~R7.9.6)

 7月から始まったあがの市民病院での2か月間の地域研修は、1日1日の学びが多く、充実していてあっという間に終わってしまいました。指導医の先生方の温かい指導に加え、毎日の外来業務・病棟業務を支えてくださった看護師の皆様、メディカルスタッフの皆様には大変お世話になりました。
 外来業務を毎日させていただいて、患者さんとの接し方、検査の取捨選択、診断治療のアセスメントなど多方面で経験値を上げることができました。検査結果を説明するとき、いかに患者さんに安心してもらい納得していただくかを念頭に、丁寧な説明を心がけました。入院と違って短時間で判断せねばならず、毎日終業後にその日診た患者さん全員の振り返りをしていたのですが、こうすればよかったと思うことの連続でした。後日自分の外来にフォローで来てもらうことも新鮮で、自分の治療方針が直接フィードバックされることが興味深かったです。一度藤森院長に治療方針を相談させていただいたときに、「自分もいまだにあの対応で本当によかったのかと悩むことが多い。だからこそ面白いんだ」とおっしゃっていたことがとても印象に残っています。
 病棟業務では初めて主治医として関わり、今までも分かっていたつもりでしたが、入院の全体像を把握し方針を先導していく大変さを改めて実感しました。ご家族へのICなど、緊張する場面も多々ありましたが、指導医の先生のサポートのおかげもあり、誠実に患者さんやご家族に向き合うことができました。また、様々な理由で今まで十分な医療介入がなされず栄養失調や廃用が進み、独居で立ち行かなくなって入院にいたる患者さんを何人か担当させて頂きましたが、地域密着病院は医療と福祉をつなぐ拠点としての役割も担っていることを強く実感しました。ソーシャルワーカーさんや自治体の職員さんなどを通し多職種連携の大切さを学ぶとともに、そういった方々の退院後の環境整備をしていく過程を主治医として関わることができて、とてもよい経験となりました。
 そして研修中に運よく、8月下旬に行われた水原まつりの民謡流しに参加する機会にも恵まれました。あがの市民病院の一員として温かく迎え入れてくださり、とても嬉しく思いました。地域の皆様の祭りに対する熱気や思い入れを感じ、より一層地域と医療の関わりを考えるきっかけにもなりました。
 最後になりますが、ご指導いただいた先生方、スタッフの皆様、そして地域の皆様に改めて感謝申し上げます。今回の研修で培った経験を忘れず今後も研鑽を積んでいく所存です。2か月間本当にありがとうございました。

関東労災病院 臨床研修医 柚本恵里佳(研修期間R7.8.4~R7.8.31)

 このたび、あがの市民病院で1か月間の地域医療研修を経験させていただきました。これまで救急外来での外来診療の経験はありましたが、内科外来を担当することは初めてであり多くの学びを得ることができました。 
 救急外来では「帰宅可能か、入院が必要か」という判断を軸に重篤な疾患を念頭に迅速な対応を求められますが、内科外来では病状の評価に加え、生活背景、患者さんや家族の解釈モデルを理解し治療方針を決定していく重要性を認識しました。特に、再診を通じて経過を確認しながら治療を継続するプロセスは、救急外来とは異なる魅力を感じました。生活習慣病をはじめ、健診で異常を指摘されて受診される患者さんも少なくありませんでした。なかでも印象に残っている症例の一つに健診で白血球減少を指摘され内科外来を受診し、血液内科にコンサルテーションを行った結果、急性白血病の診断に至った一例があります。疾患の早期発見における健診の意義や地域住民の健康を支えるあがの市民病院の役割を実感しました。  また、内科外来で初療を行い入院が必要と判断した症例は、主治医として入院後も継続して担当させていただきました。原因検索と治療のみならず、リハビリテーションの依頼や食事形態の評価など、患者さんの疾患だけでなくその後の生活を見据えた多角的な介入の大切さを学び、多職種の方々と協力し診療にあたる重要性を再認識しました。特に入院中に悪性腫瘍が判明した症例では、ご家族への病状説明を複数回行う中で、疾患だけでなく患者さんやご家族の心情に寄り添う姿勢が不可欠だと学びました。
 あがの市民病院は病院全体の雰囲気が非常に温かく、上級医の先生をはじめ看護師さん、技師さん、医療事務の方々が非常に親切に接してくださり、安心して診療に臨むことができました。さらに、新潟県内の他施設から来ていた2名の研修医と共に学べたことも大きな励みになりました。お互いの症例や経験を共有することで、自分の診療を振り返り、より充実した時間を過ごすことができました。夏の地域行事「民謡流し」にも参加し、病院職員の方々や地域の方々と一緒に踊った時間は、病院の枠を超えて地域全体の温かさを肌で感じる貴重な機会でした。
 今回の地域研修で患者さんやご家族に安心できる医療を提供するために信頼関係が不可欠だと改めて実感しました。信頼関係を築く第一歩として、医療に真摯に向き合い、謙虚な姿勢を忘れず、今後も精進してまいります。
 最後になりますが、ご指導いただいた先生方、スタッフの皆様、そして地域の皆様に改めて心より感謝を申し上げます。

関東労災病院 臨床研修医 向井田勘太(研修期間R7.7.7~R7.8.3)

 あがの市民病院では、様々な「初めて」を体験させていただきました。外来や入院患者の主治医になること、訪問診療は、私に様々な学びを与えてくれました。
 外来では、健診異常から生活習慣病、発熱外来などを主担当医として対応しました。初めは慣れずに指導医の先生方に頼ることも多かったのですが、慣れてくると共に患者さんの疾患だけでなく生活環境やコンプライアンスなども加味した上での外来フォローの予定の立て方や治療方針などを、自ら提案できる力がついたと感じております。専攻医になる前にこのような外来の経験を積めたことは非常に自分の糧となりました。
 また、主治医として入院患者を診ることで、コモンな疾患の治療方 針や細かい病態管理などを改めて深く学ぶきっかけとなりました。主治医となることで、患者の治療方針だけでなく、その後の転機やリハビリの進め方、地域サービスとの連携、家族へのICなど、まさに「患者と家族を診る」ということが実践できたのかなと感じています。最初は治療ガイドラインを見ながらそれに沿った治療を進めることしかできなかったのですが、やはりそれだけでは上手くいかず、同じような治療方針の疾患でも患者ごとに異なったアプローチを考えるようになりました。クリニカルパスではなく、個別化医療の重要性も身をもって学ぶことができました。そして、急性期だけでなく、リハビリや介護までしっかりと院内で完結させるという地域医療の特徴であり強みを感じることができました。これにより、地域の人々に寄り添った「揺り籠から墓場まで」の医療を体現しているのだと感じました。関東労災病院では、急性期の治療を終えたら、リハビリ病院や施設に転院して後は診ていただくという形が多かったのですが、あがの市民病院のように最後まで責任をもって診るという医療の形に強い関心を抱きました。
 訪問診療では、病院外で地域の患者の生活や医療に関わる姿を診ることができました。高齢者の多い地域では、疾患を抱えているのに病院に通うことはできない患者がいます。このような患者の定期的な診察を行い、地域の住民の医療ニーズに応えていく姿はまさに地域医療という印象でした。また医療の提供だけでなく、定期的に外部の人間が接することで、患者の生活の些細な変化に気づくことができたり、人との交流により患者やその家族の活力にもなっていると感じました。地域の住民に信頼され、愛される医師の姿を見た気がします。
 地域医療研修を通して、今まで馴染みのなかった地域医療というものの本質や素晴らしさを少しは理解できたのかなと思っています。また阿賀野市に1ヶ月間住み、様々な素敵な場所や美味しいご飯を食べ、阿賀野市が好きになった自分がいます。この素敵な場所と素敵な病院・実習を忘れることなく、これからの医療人生を歩んでいければと思っております。短い期間ではありましたが、大変お世話になりました。

関東労災病院 臨床研修医 三浦賢太郎(研修期間R7.6.2~R7.6.29)

 このたびは1カ月にわたり、あがの市民病院で研修の機会をいただき、まずは心より感謝申し上げます。
 普段の関東労災病院での研修では、入院患者の診療においては上級医の治療方針や指示のもとで入院管理を行っておりました。しかし、あがの市民病院での研修では、もちろん上級医の先生方のご指導・ご助言をいただきつつも、自主的に基本的な治療方針を立案し、患者さんやご家族への説明も行わせていただくなど、主治医として主体的に診療にあたる経験をさせていただき、責任をもって一人の患者さんを診るということの重みを実感いたしました。特に印象に残っているのは、急性期の患者対応から慢性期のフォローアップ、さらには在宅医療につなげる際まで幅広く関わらせていただいた点です。限られた医療資源の中で、患者さん一人一人に最適な医療を提供するために、医療スタッフが密に連携し、柔軟に対応されている姿には深く感銘を受け、これまでの自分の研修環境では得がたかった、実践的な学びを得ることができました。
 外来診療では、首都圏ではクリニックで対応されるような主訴や生活習慣病、健診異常をきっかけに来院される患者さんへの対応について、実際に診療の流れや今後の管理方針を考えながら学ぶことができました。まだ経験の浅い私にも、患者さんから感謝の言葉をいただく機会が多くあり、医師としてのやりがいや責任を改めて実感する時間となりました。そして、将来どのような医療を提供していきたいのかを改めて考える機会にもなりました。
 また、神奈川で生まれ育ってきた私にとって、地方の中規模都市での生活は初めての経験でした。幸い、車を所有していたこともあり、周辺の美味しい食事、温泉、観光地などを存分に満喫することができました。有名なラーメンやご当地グルメを味わった際の感動は今でも鮮明に覚えています。地方都市での生活や地域の環境に直接触れることができたことも、地域医療研修の大切な一部であったと感じています。
 今回の研修で得た経験を今後の診療に活かすとともに、より主体的に、そして地域に寄り添った医療の実践を目指し、精進して参ります。
 あがの市民病院での研修にあたり、大変多くの方々にお世話になりました。日々の外来診療を優しく支えてくださった外来看護師の皆様、病棟管理が円滑に進むようにご調整・ご協力くださった病棟看護師やコメディカルの皆様、日々親身に助言をくださった先生方、そしてその他支えてくださった皆様に、心より御礼申し上げます。
 1カ月間、大変お世話になりました。誠にありがとうございました。

信楽園病院 臨床研修医 中村榛花 (研修期間R7.4.14~R7.6.15)

 約2か月間にわたり、あがの市民病院で地域医療研修をさせていただきました。都市部の基幹病院とはまた異なる環境の中で、医療資源が限られた状況下でも住民に寄り添った医療を提供している現場に触れることができ、非常に貴重な経験となりました。
 私はこれまで救急対応ではない内科外来の経験があまりありませんでしたが、あがの市民病院では毎日午前中は外来診療があり、多くの患者さんを診させていただきました。慢性疾患のマネジメントはもちろん、患者さんとの信頼関係や他の先生方、スタッフの方々との連携など、考えるべきことが数多くありました。救急に比べれば比較的軽症の患者さんが多い内科外来ですが、その中でも入院治療や定期通院が必要になる方、悪性腫瘍疑いの病変が見つかった方もおられ、患者さんのこれからの健康に少しでも貢献できたかと思うととてもやりがいを感じられました。一方で、はっきりと診断のつけられなかった方やプロブレムを解決する方法を示せなかった方には自分の勉強不足を痛感し、反省の毎日でした。
 また、病棟では主治医として患者さんに関わる機会もいただき、御家族への病状説明や、退院後の生活を見据えた調整にも携わらせていただきました。医学的な知識だけでなく、患者さんを取り巻く環境や背景を考慮して診療を行うことの大切さを改めて学びました。
 訪問診療では、実際に患者さんのご自宅を訪れ、その生活環境や家族背景を拝見しました。患者さんの生活の場を知ることで、病院の診療では接することのない部分がまだまだ多くあることを実感できました。
 今回の地域研修を通じて、医師としての視野が広がったと同時に、地域に密着した医療が住民の皆様に切実に必要とされていることを感じました。今後の研修においても、今回得た学びを活かしていきたいと思っております。
 最後になりますが、ご指導いただいた先生方、スタッフの皆様、そして地域の皆様に改めて心より感謝申し上げます。

関東労災病院 臨床研修医 藤田直弥(研修期間R7.6.2~R7.6.29)

 まずこの1月間、あがの市民病院で地域医療研修をさせていただいたことに、深く御礼申し上げます。院長先生をはじめ、指導医の先生方、外来・病棟看護師さん、メディカルスタッフ・図書室事務の方々、総務課の皆様には、たびたびご迷惑おかけしましたが、そのたびにご指導や手厚い対応をしていただきまして、誠にありがとうございました。
 今回の地域研修では主に一般内科外来、発熱外来、入院患者さんの主治医として研修させていただきましたが、私にとってどれもが貴重な経験となりました。病院の特性、その地域での役割を理解し、そのことも踏まえて患者さん及び家族に説明・治療を行う、ということに、はじめは戸惑うこと、わからないことが多くありました。しかしながら、そのたびに先生方、看護師の方々に丁寧にご指導いただき、支えてもらいながら業務を行うことができました。
 どれもが素晴らしい経験となる中で、私の中で最も深く残っていることは、一般内科外来です。初診から再診まで様々の方が来院されました。急性上気道炎や腹部の症状、検診異常で来院されたなど、様々な病歴がある中で、何の症状に対して困っていて、どのような治療介入をしていくか。外来に関して、これまで救急外来を勉強する機会は多くありましたが、「帰宅させてはいけない疾患、症状を見逃さない」という、致命的なリスクを見逃さない救急外来の思考に加えて、「患者さんが困っていることにいかにして介入し、思いをくみ取りとることができるか、さらに健康に大きな危険があると考えた際は入院での精査加療を積極的に勧める」と、この地域医療・外来研修で学ぶことができたと思います。地域医療では特に、病院と地域の方々の関係性があり、患者さんが病院のスタッフの方々に相談しやすい窓口となっていると、外来研修を通じて学ぶことができました。
 最後になりますが、この1月間の研修で、少しでも地域医療について学ぶことができたのではないかと思います。この経験は今後の私の医者人生において大きな財産になると思っております。本当にお世話になりました。

新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医 三宅真太 研修期間(R7.1.27~R7.3.31)

新潟大学医歯学総合病院 臨床研修医 三宅真太 研修期間(R7.1.27~R7.3.31)

 地域医療研修の2ヶ月間は自分にとって研修医生活で最後のローテーションになりました。そのため、この研修では、今まで学んだことをアウトプットするいい機会になりました。上級医の先生方も温かく見守ってくれていたため、比較的自由に自分でアセスメントしプランを立てて診療できました。これから専攻医としてやっていくための前段階として非常に充実した日々になりました。
 外来では,健診異常に対するアプローチが意外と難しかったり、高齢者のGeneralと血液検査の乖離に驚かされたり、教科書では学びにくいことを多く学ばせていただきました。参考書通りに薬物治療進めてもよくならなかったり、日々の業務で検査結果の判断違いをしてしまったり、色々うまくいかない点もありましたが、上級医の先生や看護師さんに助けていただき、なんとか日々の診療を乗り越えてこられました。スタッフのみなさんには感謝申し上げたいです。ありがとうございました。また普段は、滅多にないらしい「コードブルー」時も、自分のやるべきことを探し対応できたので自信につながりました。
 入院診療では、主治医として点滴や処方の細かいオーダーまで、自分が主体となって決めることができ、とても勉強になりました。なかなか治療がうまくいかない患者さんもいらっしゃいましたが、実際に治療が奏功し退院をしていく患者さんをみていると嬉しくなりました。これは日々の診療で、点滴や処方のオーダー忘れや患者さんのちょっとした状態の変化を把握し報告をしていただいた病棟スタッフや検査科、リハビリスタッフの方々の協力なしでは、なし得ないことでした。今回の地域医療研修はそういったチーム医療の大切さも改めて知った機会になりました。
 加えて、同時期に一緒に研修することとなった、同期研修医にも感謝したいです。同じ目線で同じ境遇の話を共有できたことは本当に精神的に安心しました。自分だけが悩んでいると思っていた悩みも、実は他の研修医も悩んでいたり、ちょっとしたことですがそういうことを話せる機会があったのは、この研修をより充実したものにしてくれました。同じ時期に巡り会えた同期に改めて感謝したいです。
2ヶ月間の、この貴重な機会を与えてくださった院長先生をはじめとする先生方、外来看護師さん、病棟看護師さん、メディカルスタッフの皆様、そして図書室の事務の方々には、心よりお礼を申し上げます。皆様のおかげで、日々の研修が非常に充実したものとなり、多くの学びを得ることができました。あがの市民病院での経験は、これからの医師生活の礎として強く僕の中に残っています。
本当にありがとうございました。

自治医科大学附属病院 臨床研修医(研修期間R7.1.6~R7.3.9)

 研修医として地域医療研修をさせていただいたことに、まずは深く感謝申し上げます。
 この貴重な機会を与えてくださった院長先生をはじめとする諸先生方、外来看護師さん、病棟看護師さん、メディカルスタッフの皆様、そして図書室の事務の方々には、心よりお礼を申し上げます。皆様のおかげで、日々の研修が非常に充実したものとなり、多くの学びを得ることができました。
 今回の研修内容は、内科一般外来、発熱外来、病棟業務としての主治医、さらには救急隊から直接自分のピッチに連絡が来る当直業務と、大学病院では経験することのなかった業務が多く含まれていました。最初は慣れない業務に戸惑いもありましたが、指導医の先生方やスタッフの方々にご指導いただきながら、一つ一つの業務に取り組むことができました。
 特に印象に残った事例は、当直業務で救急搬送された高齢の独居患者さんのケースです。患者さんは阿賀野市に住んでおり、家には電話もなく、万が一の連絡手段がない状況でした。搬送された原因としては大きな問題はなく、帰宅の方針となりましたが、その後、当直で一緒に勤務していた看護師さんから、患者さんが福祉にアクセスできているかどうかを確認するために地域連携室に報告をするという話を聞きました。そして、後日、その報告を受けて、無事に行政が関与していることを確認することができました。この一連の対応を通じて、看護師さんが地域住民の健康に対して非常に心を砕いていることを知り、胸を打たれました。私の研修してきた大学病院では、主に重症や難病の患者さんが多く、急性期医療を中心に学んできた私にとって、まさに病院と地域が地続きになっており地域医療の重要性を強く実感する経験でした。
 病棟業務では、外来で入院の必要があると判断した方々の主治医を務めさせていただきました。自分で方針を立て治療することも、ご家族に説明することも初めての経験ばかりでした。治療方針を決めることもわからないことばかりで、本やガイドラインを読みながら治療をすすめました。時には判断に迷うこともあり、指導医の先生方に相談させていただきながら、多くの学びを得ることができました。
 最後になりますが、お見かけするといつも困ったことはない?とお気遣いくださった院長先生、ご相談に伺うと優しく指導してくださった先生方、そして一緒に研修期間を過ごした研修医仲間にも恵まれ、大変充実した2ヶ月間となりました。心より感謝申し上げます。改めて、地域研修を支えてくださった皆様に感謝し、
 今後も地域住民の方々の健康に貢献できる医師となれるよう努力してまいります。


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あがの市民病院

〒959-2093
新潟県阿賀野市岡山町13番23号
Tel:0250-62-2780(代表)
Fax:0250-62-1598

電話予約受付時間:月曜日~金曜日
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予約専用電話:0250-62-2900

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