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2021年6月号 看護部長 高橋一美
看護部長として目指す先には・・・
例年より早く桜が咲いた、4月1日に新潟医療センターからあがの市民病院へ看護部長として戻ってまいりました。新たに転入した職員と、新人看護師8名と共と今年度がスタートしました。
新人看護師を迎えるにあたり最初に、あがの市民病院看護部の理念である「その人らしさを大切にし、心のこもった看護・介護を提供します。」について説明し、これが目指していく目標になり求められる看護師像だと語りかけます。
新人看護師はこれから、新人、一人前の看護師として成長していきます。看護実践を経験する中で、多くを悩み、葛藤することがあるでしょう。そうした中で自身が迷った時には、この看護部の理念に立ちかえり、患者様の「その人らしさと」は何かを追求していってほしいと思います。その思いをもち続けることが必要です。そして、患者様にとってより良い看護をするために、個人の看護への思いも大切にしながらチームとして、そして看護部全体で、看護に対する思いを共有できるようにしていきましょう。
新人看護師には、この理念をどう自分の中で考え、求められる看護師像になるために、これから看護師人生のキャリアデザインをどう描いていくか考えてほしいと締めくくります。
それは、私自身の看護について追及していく語りかけになります。
それぞれ看護師人生の中で自分の看護を見つめ直すきっかけが、4月の新人看護師との出会いです。新人看護師からはひたむきなパワーをもらいながら、看護について一緒に考えこの閉塞された、コロナ禍の社会を渡っていきます。
看護部には新人看護師の成長を助けることのできる経験豊富な看護師がたくさんいてくれます。本当に心強く頼もしいです。
時には皆様から厳しい意見を頂きながらも、看護師としてこの理念を追求し、誇りをもって活き活きと働く看護師を目指せるような職場環境を整えていきたいと思います。そのため自ら背筋をのばし、活き活き働いている姿をお見せしていきたいです。