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2018年12月号 主任管理栄養士 小板恵子
年末年始の過ごし方 ~新年を気持ちよく迎えるために~
年末・年始の休日は、家族や親戚、仲間が集まり、楽しく過ごす機会が増えますが、忘年会やクリスマス会、新年会などが続き、普段の生活スタイルを維持することが難しくなる時季でもあります。そのため食事の食べ過ぎやお酒の飲み過ぎによりエネルギーをとりすぎてしまうこと、寒い時季なので運動不足になることが考えられます。
新年を心身ともに気持ちよくスタートさせるためにも、食生活が乱れないようにすることをおすすめします。そこで、心得えてもらいたいことをご紹介致します。
年末・年始こそ計画的に
食事会や宴会は、「いつ・誰と・どのような会・何回あるのか」を確認しておきましょう。
回数が多かったり、連日になってしまうと体重増加や疲労もたまります。年末・年始に多くの人が体重を1㎏以上増やすという報告もあります。「少なくとも、今より体重を増やさないようにしよう」という気持ちを強くもつことが大切です。
おすすめ料理は鍋料理
鍋料理は、豆腐、魚、肉など、いろいろな食材を使え、味付けの種類も豊富です。これに野菜類やきのこ類を加えれば、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素をバランスよくとることができます。鍋料理は、短い時間で調理でき、大勢でも、1人や2人で食べても楽しめます。野菜不足になりやすい年末・年始は、鍋料理で野菜を食べましょう。
お正月料理
おせち料理で砂糖をたくさん使いますので、お餅を食べるなら「あんこ餅」「きなこ餅」よりも野菜の入った「お雑煮」がお勧めです。お餅は、もち米を突いて固めたコンパクトな保存食です。市販のお餅2個(100g)で、ごはん150g(茶わん1膳分)と同じカロリーにあたります。食べすぎに注意しましょう。
年末・年始は“かたい”決意を
からだを動かしましょう。「食べたら動きましょう」
たべ過ぎない腹8分目を心がけましょう。
いつもと同じ規則正しい食生活に早めに戻しましょう。