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2020年12月号 介護医療院 師長 長谷川智子
介護医療院開設から一年
あがの市民病院介護医療院は、令和2年1月1日の新年号となって初の年明けと共に開設いたしました。新潟県内では2番目の開設でした(県内初とはいきませんでした)。
介護医療院は、医療的処置が必要な方の日常生活を支援する「生活施設」です。
開設から一年経ち、ベッド数54床のうち月平均の入所者51人と稼働率92%以上を維持しております。
比較的高齢者施設の多い阿賀野市でありながら、高齢者世帯が年々増加傾向の中、地域住民の皆様から期待されての開設でしたが、開設後まもなく新型コロナウイルス感染(COVID-19)が国内で確認され、その後新潟県内でも感染確認が相次ぎました。
高齢者が罹患した時は重症化しやすいとされている中、当院の入所者は基礎疾患を持ち医療処置の必要な高齢者であり、重症化率が高くなるであろうことは容易に想像できます。
そのため当院でも、新型コロナウイルス感染(COVID-19)予防のため、職員の健康管理の徹底やご家族の方の健康チェック、面会禁止策をとってまいりました。
面会禁止になって数カ月経ち、ご家族の方や入所者の方が会えない事で寂しい思いをされていることと考え、ご利用者が安心して快適な生活を送っていただけるように、看護部としてタブレットを利用した面会や感染に留意し、マスクを着用ながら距離を取った形での面会等を計画し実施しております。
新型コロナウイルス感染症は、今のところ終息の目途がついていません。(9月現在)
寒い季節となり、インフルエンザの流行も懸念されており、今しばらく皆様のご協力のもとこの状況を乗り切り、面会可能で安心して快適な生活を迎えることができる時が来ることを願っています。