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2022年1月号 病院長 藤森勝也
新年のご挨拶
新年、おめでとうございます。
新しい年を迎え、心新たに、目標など立てておられるのではないでしょうか?
あがの市民病院は、2015年に建築されて、7年目を迎えました。この間に、糖尿病・生活習慣病予防治療センター(常勤医1名、非常勤医2名)、消化器病センター(常勤医2名、非常勤医4名)、骨関節疾患センター(常勤医2名、非常勤医4名)、介護医療院(54床、担当医師2名)を開設いたしました。これにより、糖尿病やその関連疾患への対応数が増加し、内視鏡件数が増加し、骨折等の手術対応が可能となりました。地域は高齢化し、高齢者独居世帯、高齢者認知症世帯が増加しています。住む慣れた自宅で生活していくことが難しく医療ケアの必要度の高い方や看取りの必要な方が生活できる施設である介護医療院は、これからの日本の地方都市において重要な施設です。
さらに、初期臨床研修医とともに、医学部学生、薬学部学生、看護学生、その他医療系分野の学生が研修、実習する病院となっています。中学生、高校生が病院見学に来てくださっています。病院を支えるボランテイアの方々が活躍してくれています。初期臨床研修医数は、年々増加し、その若い力で、病院を活性化してくれています。
内科ではAI問診を導入し、人工透析39床、4つの手術室を完備するなど、診療機能の向上を図っております。QRコード使用による決済システム、マイナンバーカード使用による資格確認システムなどご利用者の皆様の利便性を図れるようにしています。
昨年は新興感染症である新型コロナウイルス感染対応に追われた1年でした。18週間にわたる新型コロナウイルスワクチン接種に従事し、発熱者のための外来対応、このウイルスに対するPCR検査や抗原定性検査実施、感染者の入院加療などを行ってまいりました。
職員一同、常に、地域住民の皆様にお役に立てる病院を目指しております。地域に根差した医療、地域が求める医療、地域を支える医療を提供できますよう、本年もがんばってまいります。どうぞ温かい目で見守り、支えていただき、共に運営していけますことをお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。