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JA広報誌掲載記事

2019年3月号 健康管理センター医師 風間暢男

喫煙

 たばこ、煙草、(たばこ)(決して良くない)は、百害あって一利も無い、いや百歩譲って挙げれば、唯一「税金」と「吸っている人の一服しているという気持ち」でしょうか。日常生活で忘れていけない物として「火災」がありますが、病気の方は肺癌、慢性気管支炎、肺気腫、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、動脈硬化、高血圧、不整脈、妊娠中は未熟児出生率増加等出産に対するリスク増加等々。またトップに記載した肺癌は良く知られていますが、肺がんだけでなく、食道癌、胃癌、大腸癌さらには膀胱癌も増加傾向が知られています。パイプ愛好家は舌癌にも注意しなければいけません。
 数年前にあるラーメン屋のカウンターで食べ始めた時に隣で食べ終えた人がタバコを吸い始めました。店を出る時に店員さんにこの事をお話して、もしも吸っている隣の人が、心筋梗塞をやった事があったり、狭心症や喘息の持病があったり、妊婦さんだったりした場合に、万が一の事が起こったら一体誰がどの様な責任をとるのか、出来ないのであれば分煙か全面禁煙にした方が良いのでは、とお願いし店を出ました(その頃実は私も喫煙していたのですが…)。その後、同店の前を通った時入口に「当店は禁煙です」の張り紙がありました。
 よくあることですが、禁煙出来ない理由としては、
1;今より弱い物に替えようと努力する。
2;今より本数を減らそうと努力する。
と言う人がいますが、以上の二つ共に今後も続ける理由であっても、決して止める理由にはなっていません。「病気になりたい人はいません。」
 そこで、必ず禁煙出来る三カ条。
1;思い立ったら一本残らず捨てる事。
2;マッチ・ライター等は、花火とか「非常時」の為に少し残して他は捨てる事。
3;周囲の人達に止めたと言い触らす事。
 長い間医者をやっていると、「死神」が垣間見える事があります。
願わくは、あなたが、そうでない事を祈っております。
 実は平成29年8月より、あがの市民病院で禁煙外来を始めましたので必要な方はおいで下さい。お待ちしております。
 ※火曜日の14時30分、15時の予約(1日2人)のみですのでお間違いのない様にしてください。

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