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JA広報誌掲載記事

2021年2月号  主任臨床工学技士 小林 雄一 

透析医療に関わる技士 ~チーム医療の一員として~

 透析室は腎臓が悪くなった患者様に対して、人工腎臓と呼ばれる治療を行う場所です。人工腎臓には“血液透析”や“腹膜透析”などの方法がありますが、当院の透析室では血液透析を主に行っております。
 
 さて透析室では医師看護師のほかに臨床工学技士が勤務しており、日々の透析治療にあたっていますが、病院内では他にも薬剤師栄養士をはじめ、事務を含め様々な職種が透析患者様に関わっています。近年は患者様1人に対し、様々な職種が連携して医療提供にあたるチーム医療体制が各分野で多く見られるようになりましたが、透析もその典型例としてよく取り上げられます。医師を中心に各職種がその専門性を活かし、技術や知識の提供・情報共有などを行うことで、安全で質の高い医療を目指すわけですが、一般の知名度も相まって私たち臨床工学技士の専門性、というものが一番想像に難いかと思います。
 
 臨床工学技士は簡単に言えば医療機器の専門家です。病院の機器のうち、それぞれ専門職がいる放射線や臨床検査の機器を除いた、治療・処置やモニタリングに用いられる医療機器を中心に点検・操作を行います。時には他職種や患者様への操作説明・安全教育なども行っています。
透析室では透析用の装置の他にも、心電図モニタや点滴管理の輸液ポンプなど一般的な医療機器も多く使われていますが、それらを含めた機器の管理と、治療にあたっての操作が私たちの役割となります。また、透析分野では患者様への穿刺など一部医療行為が認められており、医師の指示のもとに看護師と協力しながら実際の治療に携わっています。医師や看護師が機器を扱う場合のサポートも行い、それぞれの役割に専念できるよう計らいます。
 
様々な職場で働く私たち臨床工学技士にとって、チーム医療を実践する臨床の場として、透析室は重要な場所なのであります。
 

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