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JA広報誌掲載記事

2021年4月号 副院長 榎本克巳 ​  

新潟大学に総合診療学講座が始まります

この度、新潟大学医学部に「新潟から全人的に包括的な医療を提供でき、臓器専門的な診療のみならず、複数臓器横断的に基本的な全身診療が可能な医師を育てることを目標」とした総合診療学の講座が開設され、当院にも実習に医学生さんがこられる予定です。
みなさんは、「総合診療医」についてご存知でしょうか。私のイメージは、2010年、テレビドラマ「GM~踊れドクター」のなかで、東山紀之さんが主演していた総合診療医(全米NO.1に選ばれたという設定)で、他の科では診断がつかない難病を診断する医師ですが、そのような能力はなかなか身につきませんし、難病の診断だけが総合診療医の仕事ではないようです。
日本専門医機構が基本領域として養成することとした総合診療医は、「日常的に頻度が高く、幅広い領域の疾病と傷害等について、わが国の医療提供体制の中で、適切な初期対応と 必要に応じた継続医療を全人的に提供する」という役割です。地域の病院では、ある程度の専門性を持ちながら、さらに軽症の他科の病気も診断治療ができる医師であり、診療所や個人医院では、予防医療を含め、患者さんの社会的な問題や家族の問題などにも関わる、「総合医療」や「家庭医療」と言われる役割を担うこともあるようです。
私も研修医の頃、家庭医療の研修を受けたことがあります。今では、その分野で全国的に有名な先生が診療所研修を始めたときでしたが、私には能力不足でその重要性を理解できず、結局身につきませんでした。しかし、神様は、どうしても私に総合診療/家庭医療を教えたいらしく、総合診療の学生さんを当院に送り込んでくるようです。当院には、医学生の他に地域医療研修の先生方も多くこられています。実は、医師を育てる本当の指導者は、患者の皆様方です。少し診察に時間がかかったりすることもあるかもしれませんが、良い臨床医を育てるべくご協力をお願いします。

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